9:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:50:47.30 ID:ZTyGLDnn0
ありすは再び入口へ行き、一緒に落ちていた形容しがたい形状の塊を拾う。
「…ほら、ここに端子があります。差さりそうです」
「…でもこれ、どう見てもゲーム機には見えないよ?」
10:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:52:16.87 ID:ZTyGLDnn0
「…説明書ってわけね」
紗南がニヤリと笑う。
「ちょっと、紗南さん…?」
11:名無しNIPPER[sage]
2016/11/15(火) 19:53:29.55 ID:PYnUNdoJ0
レベル1はぷちデレラ状態なのか
12:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:53:45.35 ID:ZTyGLDnn0
「と、いうか…本当に大丈夫なんですか…?これ、生きてるんですか…!?」
ありすは目を白黒させっぱなしだ。
「う、うん…体は何ともないよ。あ、というかそうだ、ゲーム!これはゲームなんだから…敵はどこだー!?」
13:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:56:05.93 ID:ZTyGLDnn0
「おいそこの!」
紗南はそのまま、オレンジ色の物体を指さし呼びかけた。
「このゲーマーアイドル、紗南が相手だ!」
14:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:58:58.22 ID:ZTyGLDnn0
「私だって知りたいですよ!急に…急にあの、紗南さんが腰につけてるのが入り口に落とされて、それで…」
ありすは咳き込み、頭を抱えた。まだ混乱しているのだ
「クッソ…話はあとで聞く、とりあえず避難だ。おい紗南!お前も!その姿も後で聞く!」
15:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:00:16.10 ID:ZTyGLDnn0
「おい、何言って…」
「おいおい、レベル1で歯向かう気か?」
プロデューサーの言葉をさえぎって、ガンマン風の怪物は腰のホルスターから二丁拳銃を取り出すと、クルクルと弄んだ。
16:名無しNIPPER[sage]
2016/11/15(火) 20:01:48.80 ID:PYnUNdoJ0
ゲームパフォーマーみたいな感じか
17:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:02:38.27 ID:ZTyGLDnn0
「クソ…何がどうなってやがるんだ…ありす、大丈夫か?」
紗南とガンマン怪人の戦いから逃げるように、プロデューサーはありすの手を引いて広場を横切っていく。
「…少し、落ち着いてきました。
18:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:05:04.24 ID:ZTyGLDnn0
「紗南!」
その手には、いつの間にか弓が握られている。
「はぁぁぁ…」
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