志希「それじゃあ、アタシがギフテッドじゃなくなった話でもしよっか」
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43:名無しNIPPER[sage]
2016/11/22(火) 01:05:21.78 ID:rjRGeq6IO
こわいな


44:名無しNIPPER[sage]
2016/11/25(金) 10:08:31.25 ID:vIfmc7goO
志希にゃんが幸せになれますように


45:名無しNIPPER[sage]
2016/11/27(日) 07:33:06.78 ID:9lnWl9B+o
追いついた
期待


46:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 17:17:23.54 ID:1UtNLpHa0

ぐらぐらと歪んでいく視界の端に、彼の顔が微かに見えた。

「ギフ、テッド……」

以下略 AAS



47:名無しNIPPER[sage]
2016/11/27(日) 17:27:40.30 ID:IyhPaTkDO
困った志希にゃんだな
この調子じゃまた大事なものを無くしそう
大事なものはいつも、無くしてから気づく


48:名無しNIPPER[sage]
2016/11/27(日) 18:02:08.34 ID:40zG+Zclo
ギフテッドではなくなったけど、思考や価値観は当時のままみたいだね


49:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 18:52:48.55 ID:1UtNLpHa0

「……やめてよ」

「え?」と眉を寄せる彼は不思議そうにアタシを見ていた。
いっそ、なにか、言ってやろうかと思った。ココで、この場所で、この男になにかを叫んでやろうかと思った。
以下略 AAS



50:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 19:12:40.98 ID:1UtNLpHa0

扉の外で、アタシは両手で顔を抑えて蹲った。

すべてを吐き出してしまいたいと思った。この抱え込んだ何もかもを、ぜんぶ、誰かに叫んでしまいたいと思った。

以下略 AAS



51:名無しNIPPER[saga]
2016/11/28(月) 14:22:46.28 ID:4QC7f0vB0

――その日から、めまぐるしいくらいに時間は過ぎていった。

オーディションに向けた準備を着々と進めるために、これまで以上にレッスン量が増えた。
泣き言も言わず、アタシはがむしゃらにそれらすべてをこなしていった。
以下略 AAS



52:名無しNIPPER[saga]
2016/11/28(月) 14:34:14.25 ID:4QC7f0vB0

あんなプロデューサーでも、それだけされたら、やっぱり分かってしまうんだねー。
彼は彼で、極力アタシを気に掛けるのをやめたんだ。だからもう、誰がどう見てもアタシ達の関係は冷え切っていた。でも、そんなのは、ずっと前からなのかもしれないけどさ。

だけどね、彼は朝のモーニングコールだけはかかさなかったんだよね。あれだけ嫌いな彼の声も、電話越しだったら不思議と素直に「おはよう」って言うことが出来た。もしかすると、彼からの「おはよう」は、アタシにとってあんまり嫌じゃなかったのかもね。
以下略 AAS



53:名無しNIPPER[saga]
2016/11/28(月) 14:39:24.70 ID:4QC7f0vB0

『少女には才能があった。だから、物心がついたころには、勉強だって、スポーツだって、じぶんが興味を示したことは何だってできた。

ただ、まわりからその心を理解されないことに、もがき苦しんでいた。少女には分からなかった。みんなよりも先へ先へと前に進むたびに、みんなから取り残されていく不安感が、どうして積もっていくのかが、分からなかった。

以下略 AAS



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