182:名無しNIPPER[saga]
2016/11/11(金) 16:22:41.67 ID:TepObGIC0
黒騎士の特大剣には、ある加護が元より施されている。
加護は際立って強いという訳でもなく、時の経過で半ば力を失っている。
しかし残滓を残すのみとはいえ、この特大剣は熱の類を寄せ付けず、溶岩にすら溶け込まない、ある種聖剣とさえ言える遺物なのである。
コブラはもちろん剣に施された術の存在など知らない。しかし、コブラには加護がもたらされていたのだ。
183:名無しNIPPER[sage]
2016/11/11(金) 17:26:18.88 ID:mnuFrbq+o
助けに来たのか
かわいいな、こいつらw
184:名無しNIPPER[sage]
2016/11/11(金) 19:12:10.51 ID:PuXF6VpFO
さすがみんなのアイドルww
185:名無しNIPPER[saga]
2016/11/13(日) 14:45:35.72 ID:p0DUIt/E0
コブラ「やれやれ、パーティーの終わりぎわに来るんじゃ、まるで片付け泥棒だな」
戦士「! 暑っつ!なんだよここ、溶岩が噴いてるじゃねえか…」
コブラ「そいつは魔女が撒いた炎だ。湧き出してるものじゃ無いから、ほっときゃ冷めるさ」
186:名無しNIPPER[sage]
2016/11/14(月) 01:35:13.70 ID:GMofeS0XO
デートへの誘い文句をかな?>考えた方がいい
187:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 03:39:50.58 ID:uC4NEk+N0
コブラに呼び止められた戦士は、口論をやめてコブラを睨んだ。
その視線には明らかな抗議の意と、呆れが含まれている。
だがコブラは身を引かない。巣の外で出会った女に、送った言葉の証明がしたいのだ。
188:名無しNIPPER[sage]
2016/11/20(日) 05:53:45.05 ID:AEja6wL7o
ソラールと戦士が萌えキャラ化してるww
189:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 10:36:38.88 ID:fldI0Liu0
流石コブラ
190:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 19:16:47.92 ID:uC4NEk+N0
コブラは構造物に入ると、視線で物色するかのように、辺りを見渡しながら歩みを進めた。
だが目ぼしいお宝は一つも無く、見えるのは朽ちた石畳と、朽ちた石壁。それに角の丸くなった階段と、卵で出来た節くれだけであった。
コブラ「はーあ、近頃ろくなモノ見てないぜ。いかにもお宝って感じのヤツはないのかねえ」
191:名無しNIPPER[sage]
2016/11/21(月) 00:39:38.87 ID:j8hI1sSAO
本当に丸裸同然の姿の奴が普通にいるとは純真なソラールさんには想像もつかなかったようだ
192:名無しNIPPER[saga]
2016/11/21(月) 14:11:33.13 ID:MkMtqYWV0
コブラが落ちた穴の先にあったのは、同じ石造りではあったものの、今までのものとは違った特殊な空間だった。
円形の部屋からは、階段と、赤い光を漏らす出入り口が設けられており、小部屋の床の中心部には、青銅に似た金属で作られた、巨大な蓋とも盾ともつかない装飾が施されている。
宝石の類は無い。しかしその様相が、この部屋の持つ役割を二人に推察させた。
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