172:名無しNIPPER[saga]
2016/10/31(月) 00:21:33.14 ID:MPyVXjea0
節くれの洞窟の先には、またも広い空間があった。
そこは楕円形の大広間で、四方の壁と天井は糸に巻かれた卵で出来ていた。
二人が潜った霧は楕円の両端の一方にあり、その反対方向には石積みの古城の一部を思わせる、丈の高い建造物が見える。
その建造物の出入り口と思しき横穴から、赤い光が漏れだした。
173:名無しNIPPER[sage]
2016/10/31(月) 01:32:40.93 ID:rSjjck+so
歴史を作らないんじゃ考古学者にも不要そうだな
174:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 14:54:17.48 ID:3Ea9QEps0
魔女の身体は、混沌の炎に半ばまで飲まれ、変質している。
ゆえに纏うのは混沌の炎であり、本来彼女の持っていた魔女としての本質も、失われている。
その本質があれば、コブラの指に嵌められた『老魔女の指輪』の効力を見抜くことが出来ただろう。
そして、指輪を強めている、コブラの中にある未知の力の存在すらも。
175:名無しNIPPER[sage]
2016/11/03(木) 00:50:52.11 ID:lP8HqPD7O
これが本当の殺し文句という奴か
176:名無しNIPPER[saga]
2016/11/03(木) 13:07:15.65 ID:kGxxCjIp0
コブラ「イテテテ…あやうくリュウマチになるとこだった」
軽口を叩きながら起き上がったコブラの足取りは、おぼつかなかった。
人間とは思えない強靭さを誇る男にも、無限の耐久力がある訳ではない。
177:名無しNIPPER[sage]
2016/11/03(木) 14:58:52.49 ID:7ATyZpUfo
ヤバい…
178:名無しNIPPER[saga]
2016/11/03(木) 18:42:55.57 ID:kGxxCjIp0
コブラ「うっ…ごほごほ…」
溶けた石から立ち昇るガスが、コブラの肺から酸素を奪っていく。
そして代わりに有毒な物を、肺を通してコブラの血中に混ぜ込み。弱らせる。
179:名無しNIPPER[sage]
2016/11/03(木) 20:44:25.96 ID:x7erI1avo
追い込まれたコブラはドラゴンよりも凶暴だ!
180:名無しNIPPER[saga]
2016/11/03(木) 23:44:19.36 ID:kGxxCjIp0
ブォン!! ゴオオッ!!
レディ「くっ!」ババッ
181:名無しNIPPER[sage]
2016/11/04(金) 02:06:56.08 ID:9XIWq7yaO
ヒューッ
こいつは面白い。一気読みしてしまった
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