415:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 23:11:46.58 ID:ooGZg3gbo
こうして余計なお節介をしたお姉ちゃんとはなし崩しに仲直りはできたのだけど、あた
しの決心は変らなかった。たかが中学生の恋愛に聖域も触れてはいけない関係もあるもの
か。このとき、あたしは反対するお姉ちゃんに相当反発していただと思う。あたしを心配
してくれているお姉ちゃんを悪く思うのはやめにはしたけれど、それでも自分の決心を翻
416:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 23:12:28.86 ID:ooGZg3gbo
自分でも何でだかわからないけど、なんだかすごく屈辱のような感情を彼女に対して抱
いた。全く自分でも説明がつかない衝動にかられたあたしは、その日のうちに会長に告白
しようと考えた。考えてみれば悩むような話じゃない。今まで、あたしは自分から告白し
て断られたことは一度もないのだ。いくら多少可愛いからといって、ぼっちで変人の二見
417:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 23:12:58.27 ID:ooGZg3gbo
「ふーん。そうなんだ。彼女、かわいそう」
あの子。
418:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 23:13:27.46 ID:ooGZg3gbo
「あの、先輩。ご存知ないんですか」
「・・・・・・何が?」
419:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 23:13:56.28 ID:ooGZg3gbo
そして。
ぎりぎりのタイミングだった。
420:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 23:14:24.41 ID:ooGZg3gbo
あたしはそこで助け舟を出してあげることにした。相変わらず二見さんに対し、得体の
知れない優越感を覚えながら。
「まあクラスの人以外だと・・・・・・あ、そうだ。生徒会長が尋ねてきたよ」
421:名無しNIPPER[sage]
2017/01/31(火) 23:15:12.31 ID:ooGZg3gbo
今日は以上です
また、投下します
422:名無しNIPPER[sage]
2017/02/03(金) 03:35:05.53 ID:XyslxGceo
おつかれ
423:名無しNIPPER[sage]
2017/02/22(水) 16:17:24.49 ID:BXgaHi9LO
おつ
424:名無しNIPPER[saga]
2017/04/10(月) 22:50:33.00 ID:lgsX17cTo
父親が東北に異動したため、俺は母と一緒に父親について東北の学校に転校した。それ
は、俺が大好きで大切にしていた浅井姉妹と別れることを意味していた。転勤の期間はわ
からないという。そんなに長い間じゃないよと父は言ったけど、それほど確信のある様子
でもなかった。他の女の子も男の友達も別れることはどうでもいいが、浅井さんちの姉妹
468Res/896.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20