112:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 22:00:28.90 ID:pCvLUfD/o
URLをクリックすると別窓が立ち上がった。まだ画像は表示されていないけど、俺は
その別窓を最大化して、ゆっくりと画像が表示されていくのを固唾をのんで見守っていた。
画像は上の部分から徐々に鮮明になり、やがて表示される部分が広くなっていった。最初
に見えたのは二見の顔だった。
113:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 22:02:18.45 ID:pCvLUfD/o
モモ◆ihoZdFEQao『画像は15分で削除します。ごめん』
モモ◆ihoZdFEQao『あと乳首はダメです。需要ないかなあ』
114:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 22:06:54.05 ID:pCvLUfD/o
少なくとも嫌悪感はなかった。それは断言できる。スレを開いた時に女神板のスレに感
じた猥雑な印象は、実際に二見の画像を見ると俺の心からすっかり消し飛んでいた。そし
て彼女の体を美しいと感じたことも間違いなかった。ただ、問題は二枚目以降の画像を見
た時に感じた複雑な感情だった。俺はその感情を自分の心の中で整理しきれていなかった。
115:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 22:07:48.81 ID:pCvLUfD/o
「おはよう」
二見が立ち上がって俺にあいさつしてくれた。
116:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 22:08:53.75 ID:pCvLUfD/o
「昨日の感想だけどさ」
「・・・・・・うん」
117:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 22:09:30.68 ID:pCvLUfD/o
今日はいつもより遅い電車だから、有希とは会わないはずだけど。だから別に心配する
ことはないんだけれど。こいつ、いつまで俺の手を握ってるつもりなんだろ。結構周りに
はうちの生徒がいるんだけど。しかし、いきなり俺の手を握るってこれはもう勘違いでは
ないんじゃないか。二見は俺のことを好きなのかもしれない。それにしても、好きな相手
118:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 22:10:04.79 ID:pCvLUfD/o
「何か悪かったな」
残された俺と二見の間には少し嫌な沈黙が漂った。
119:名無しNIPPER[sage]
2016/02/06(土) 22:10:38.05 ID:pCvLUfD/o
今日は以上です
また投下します
120:名無しNIPPER[sage]
2016/02/07(日) 10:52:00.40 ID:/1bqt0eZo
あぁ^〜いいっすね〜
121:名無しNIPPER
2016/02/07(日) 12:25:34.43 ID:LwcgYmOeO
このあたり一番好きだったんだよね
やっぱりいいね
122:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:09:08.14 ID:VyTyW24Co
教室までずっと二見と手を繋いで来たけど、周りのやつらの視線が半端なかった。絶対
にもう噂になってることは間違いない。俺と二見が付き合い出したことまでがうわさにな
るのかどうかはわからないけど、少なくとも俺と二見が手をつないで登校したことが有希
に知られるのは時間の問題だろう。
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