114:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 22:06:54.05 ID:pCvLUfD/o
少なくとも嫌悪感はなかった。それは断言できる。スレを開いた時に女神板のスレに感
じた猥雑な印象は、実際に二見の画像を見ると俺の心からすっかり消し飛んでいた。そし
て彼女の体を美しいと感じたことも間違いなかった。ただ、問題は二枚目以降の画像を見
た時に感じた複雑な感情だった。俺はその感情を自分の心の中で整理しきれていなかった。
それは自分がよく知っている女が他の男に肌を露出していることから来る嫉妬だったの
だろうか。でもその感情を抱いたとたんに俺は得体の知れない深い興奮を覚えたのだった。
それは単純な性的興奮ではなかった。何か自分の女が複数の男の視線に晒されていること
への興奮だったのか。
え? 俺は一瞬自分の頭を疑った。俺の女ってなんだよ。
二見は俺と付き合っているわけではない。俺は不特定多数の掲示板の住人と同じく今日
初めてあいつのああいう画像を見たのだ。いや、モモというコテハンがレスした人たちに
知られていたということは、当然俺より先に二見の裸身を見ていたやつらがいるというこ
とだった。それに対して俺が感じたのがスリリングな興奮なのかそれとも単純な嫉妬なの
か。俺は混乱した。
もうこれ以上考えても何も結論は出せそうになかった。俺は諦めて寝ることにした。今
日も有希の告白にどう応えるか考えなかったな。そんな感想が眠りにつく前に俺の脳裏に
浮かんだけれども、それはすぐ次に鮮明に脳裏に浮かんだ二見の美しい肢体のイメージに
かき消されてしまった。俺は彼女の真っ白だった美しい肢体を思い浮かべながらいつのま
にか寝入ってしまったようだった。
翌朝 自宅の最寄り駅に立った俺は、朝食を食い損ねてしまった自分の空腹を持て余し
ていた。今朝は麻衣が朝食を用意してくれなかったのだ。今日は妹は俺を起こすとさっさ
と一人で出かけてしまった。おかげでいつもより遅い電車になってしまったうえ、すきっ
腹を抱えている。まあ、考えようによってはいかに俺が生活する上で妹に依存していると
いう証左になったのだけど。
麻衣は、最近夜も自分の部屋にいるし、昼も一緒に食べようとしない。俺のこと避けて
いるのだろうか。ついこの間まで、麻衣は近親相姦直前くらいなほど俺にベタベタくっつ
いてたくせに。あいつは有希のこと応援してるって言ってたから、有希への返事を引き伸
ばしている俺のことを怒ってるのだろうか。
まあ、いいや。そんなことより昨日のことのほうが悩ましいと俺は思った。保存した画
像をちょっとだけ見てみようか。俺はスマホを開いて二見の女神行為の画像を表示した。
一枚目の画像は、スマホの画面だと画像が小さいけど、それでもあいつの体が綺麗なこと
はよくわかる。胸を隠している方がかえって彼女の美しさを引き立てているようだ。
二枚目はM字に脚開いてっていうリクエストに応えたやつだった。二見の脚とかきれい
だけど、それにしてもいったい何人くらいの男がこの脚を眺めて、画像を保存したんだろ
う。レスしないでROMしてるやつも相当いるはずだった。まあ十五分くらいで画像は消
されているから、思ってるよりその人数は少ないのかもしれない。そもそも過疎スレだっ
たし。
三枚目が一番好みだ。パンツしか履いてない全身の画像だけど。女神か・・・・・・やけに華
奢な女神だけど、あいつの全身を見ていると胸が締め付けられるような変な感じがする。
それが何でなのか、昨日考えてもこの感覚ってよくわからなかった。単に同級生の女の子
のエッチな写真をゲットして興奮してるとかだったら、まだわかりやすいんだけれども。
でも、そうじゃない。だってこれをネタにオナニーしようとか全然思い浮ばなかったの
だから。むしろこの二見の美しい裸身が不特定多数の目に晒されてるって考えた時、正直
に言うと胸が締めつけられるような、自分でもよくわからない興奮を覚えたのだ。
俺は朝の通学時間に俺何考えてるんだろ。誰かに覗き込まれる前に画像閉じておこう。
もうこの電車だと隣の駅で有希も乗ってこないだろう。今はその方がかえって気が楽だ。
そう思って念のためにホームを眺めると、ベンチに座ってスマホを眺めている二見がいた。
どうしよう。声をかけてもいいんだろうか。そう思った瞬間、二見と目が合った。
468Res/896.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20