3: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 19:56:50.39 ID:tNq3pxyB0
そして2つ。報われない努力もあるという事。
11歳の私は魔法の王国へ向かう街道で、盗賊たちに捕まってしまった。
4: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 19:58:01.81 ID:tNq3pxyB0
魔女「やぁ、変わらないね。
別れを交わした時と同じように血塗れじゃないか」
5: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 19:59:06.07 ID:tNq3pxyB0
魔女「それは厄介な者もいるものだね、ふふ」
6: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:00:31.20 ID:tNq3pxyB0
魔女「戦士。私はひとつ心に決めていた事があるんだ。
私の世界の3つだけの、変えられないもののひとつだ」
7: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:01:52.56 ID:tNq3pxyB0
魔女「そうじゃない。言ってくれたじゃないか。20になって、私が帰ってきたら」
8: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:03:58.43 ID:tNq3pxyB0
魔女「あと、潔癖な面もある。
室内の汚れはすぐに目につくたちなんだ。
9: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:04:33.88 ID:tNq3pxyB0
戦士「………でも、だなぁ」
10: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:05:47.53 ID:tNq3pxyB0
戦士「だから、結婚しようって」
11: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:06:39.42 ID:tNq3pxyB0
果たして彼女は本当に戸籍を持っていた。
番兵としては経歴の齟齬を絶対に見落とさない自信があったが、
12: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:07:20.67 ID:tNq3pxyB0
魔女「なに、専門といっても、研究分野の話だ。
私は4年で魔法百般を究めたんだ。
13: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:08:40.87 ID:tNq3pxyB0
彼女は指輪の代わりに、ものの数分でチョーカーを作ってくれた。
銀のインゴットに彼女の細い指が触れると、
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