魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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6: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:00:31.20 ID:tNq3pxyB0



魔女「戦士。私はひとつ心に決めていた事があるんだ。
   私の世界の3つだけの、変えられないもののひとつだ」

戦士「な、なんだよ」

魔女「だが、それはあえて言うまい。
   私には住むところが無いんだ。
   …9年間の間に、こんな防壁が出来ていたとはな。
   君の暮らすこの大門なら、外敵もすぐに察知できる」

戦士「言っている意味がわからん」

魔女「私を友と呼ぶのなら、私と暮らしてくれ。
   親愛なる友として、頼む」

戦士「なんでそうなるんだよ。
   うちに部屋はもうないんだ。大門に住みたきゃ、番兵の資格を」

魔女「それはできない。10年の居住履歴がなければ番兵にはなれないだろう」

戦士「…よく知ってるなぁ。でもな、肝心な事を忘れてるぞ。
   大門には、番兵しか住めないんだ」

魔女「無論、考慮済だ。この大門には非戦闘員が多く暮らしている事も事実だろう」

戦士「はぁー?それは………あ」

魔女「やっと気付いたか、ふふ」

戦士「いや、そりゃ、結婚してるヤツらも居るが」

魔女「その通りだ。配偶者を持つ番兵たちは、大門のファミリーエリアを借り受ける事ができる」

戦士「いや、待てよ。いきなり帰ってきてそりゃねえよ」

魔女「今こそ言おう。戦士、約束を果たしてくれ」

戦士「約束って、先に破ったのはお前じゃないか」







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