魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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3: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 19:56:50.39 ID:tNq3pxyB0



そして2つ。報われない努力もあるという事。
11歳の私は魔法の王国へ向かう街道で、盗賊たちに捕まってしまった。
盗賊たちが私の目的地である魔法の王国に立ち寄ったのは偶然だった。
私を買ったのは童子趣味の変態貴族だった。
故郷に想い人がいる、純潔だけは守らせてくれ、と泣き崩れたら、変態貴族の目が踊った。
純潔だけは守らせてくれたが、その他ひと通り犯され続ける日々の中、ピロートークがてら魔法を習った。
私はどうも魔法の才能を持ちあわせていたようで、
変態貴族に後見人になってもらい、魔法学院に入学した。

2年も経つ頃には私は学院の鬼才と呼ばれるようになっていた。
奴隷出身の私は良い成績を残すほど生徒たちに疎まれた。
学院の研究室で私が編み出した術式の数々はどれも高く売れたようで、
後見人の変態貴族はさぞかし儲けた事だろう。
物理エネルギーを魔力に変換する技術は私の力作だ。
だが、魔法の格式を貶めたと中傷され権利を剥奪された。

使用権は学院名義になっていた。
どうせ鉱山都市あたりからリース料をせしめているのだろう。
私は学院を追われる事になったが、
学院で学ぶ事はもう無いし、私は野に下り研究を続けた。

変態貴族にとって成長した私は性的対象として使い物にならないらしく、
学院を追放された事も重なり、変態貴族からも捨てられた。
腹癒せにほんの悪戯心で、体毛という体毛がねじれて体中に突き刺さる呪いを残してきた。
1か月後に変態貴族は死んだ。
謎の病だと聞いた。

こんな事をするために魔法を身につけたわけじゃないのに。







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