【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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72: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/27(木) 23:11:19.72 ID:CkJ1WGww0

「さっきからどうしたの?……まさか、アンタにも心当たりがあるとか?」
「……とりあえず、さっきの続きなんだけどさ、その相手がものすごーく気を遣ってくる人だったりしたら?」

続きを言い淀んでいるのか、エリナはその場で少し、しおらしくなる。
以下略 AAS



73: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/27(木) 23:14:20.95 ID:CkJ1WGww0

ここまで聞けば、エリナの言わんとすることはわかる。
私は彼女の付添として、その任務に同行すると約束した。
役に立つかはわからないけど、仲間の事情に首を突っ込むのには慣れている。

以下略 AAS



74: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/27(木) 23:19:40.28 ID:CkJ1WGww0


 ソーマさんの極東支部での滞在期間は短い。
故に、エリナとの約束の時はすぐにやってきた。

以下略 AAS



75: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/27(木) 23:22:01.36 ID:CkJ1WGww0

 討伐対象を掃討し、ソーマさんも自分の目的を完了させたことで、私達は任務を終える。
結局、任務中においても過保護なソーマさんにエリナが逆上、神機使いとしての意思を表明したことにより、
エリナはソーマさんの対応を改めさせることができた。
"バカにしないで"だの"私のスピアは飾りじゃない"だの、エミールを相手取った時のような剣幕でエリナは捲し立てていたけど、
以下略 AAS



76: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/27(木) 23:26:34.81 ID:CkJ1WGww0
とりあえずエリナちゃん成長記終了まで


77: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:40:57.65 ID:RkvSB8Q60


 フライアで私とシエル、極東支部に来てからはギルとナナが"血の力"に目覚め、"ブラッド"はより強大な戦力となった。
それに伴い、"血の力"を応用した連携戦術や任務環境の理解など、チーム単位での戦闘効率も上昇している。
これには今までの任務と訓練による練度の向上もあるだろうけど、隊員同士の信頼関係の構築も起因しているはずだ。
以下略 AAS



78: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:45:04.30 ID:RkvSB8Q60


 既に覚醒していたジュリウスを含め、"血の力"を得た"ブラッド"は5人。
1人取り残される形となったロミオは、その事実に焦っていた。

以下略 AAS



79: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:45:51.82 ID:RkvSB8Q60
そして現在、ロミオの焦りは、彼の精神を確実に蝕んでいた。
状況を顧みない独断専行、作戦指示の聞き流し、明らかに身についていない戦法への急転換……
彼自身は何でもないかのように振る舞っているつもりで、私達には絶好調だと嘯くけど、流石にこれ以上は看過できない。
ジュリウスは"黒蛛病"対策の研究を進めるべく、フライアへのアラガミ素材の搬送を行っているため、
しばらく極東支部を離れている。
以下略 AAS



80: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:50:04.97 ID:RkvSB8Q60


 進歩のない現状への焦り、資質を持つ者への羨望、着いていかない肉体。
おいそれと指摘できないのは私達共通のものとして、私個人としては、ロミオのそうした状況にどこか既視感を覚えていた。
記憶上の人物の人物を辿ってもその解は出ない。
以下略 AAS



81: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:53:38.19 ID:RkvSB8Q60

「――シエルも、ギルも、ナナも、別に"血の力"を欲して手に入れたわけじゃないよ」
「だから、ロミオにだって」

「"赤い雨"に曝されて、強いアラガミとやり合って、"アナグラ"から抜け出せってのか?」
以下略 AAS



82: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:55:43.75 ID:RkvSB8Q60

そこまで言いかけて、ロミオがハッと我に返る。
おずおずと相手の様子を見やった後、

「……わりぃ、言い過ぎた」
以下略 AAS



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