【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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72: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/27(木) 23:11:19.72 ID:CkJ1WGww0

「さっきからどうしたの?……まさか、アンタにも心当たりがあるとか?」
「……とりあえず、さっきの続きなんだけどさ、その相手がものすごーく気を遣ってくる人だったりしたら?」

続きを言い淀んでいるのか、エリナはその場で少し、しおらしくなる。
急かす理由もないので大人しく待っていると、彼女は再び語り始めた。

エリナには、尊敬する神機使いの兄がいた。
彼はエリナ曰く、優秀で華麗なゴッドイーターだったけど、3年前に出撃した任務を境に、帰らぬ人となってしまう。
兄の死をきっかけにエリナは神機使いを志し、その目的を果たすも、彼女には悩みがあった。

ソーマ・シックザール。
ナナとはまた違った、特殊な経緯で体内に"偏食因子"を宿した人間で、
"感応現象"にある程度の耐性があることから、"ブラッド"が来る以前の極東支部では対"感応種"の要として活躍していたらしい。
現在は"クレイドル"の所属として、特異なアラガミの調査のために極東支部を離れていることが多いとも。

そのソーマさんこそが、エリナの兄が死亡した任務に同行していた神機使いであり、
今度の任務の参加メンバーには彼とエリナが組まれているのだという。
神機使いは死と隣り合わせの職業であり、エリナも身を持ってそれを経験したことから、彼女にソーマさんを責める気は毛頭ない。
しかし、彼は目の前でエリナの兄を死なせてしまった事に責任を感じ、必要以上に忘れ形見のエリナを気遣っている。



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