466: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/06(月) 01:20:09.30 ID:bb/eYvHzO
「……それなら、何故君がここにいるんですか?」
「どうして、私達には何も知らされていないんですか……!」
「そうだな……まずは――」
467: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/06(月) 01:22:32.49 ID:bb/eYvHzO
「……落ち着いた?」
「じゃあ、続きを話すね」
……分析は後にしよう。
468: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/06(月) 01:32:09.49 ID:bb/eYvHzO
「……えっと……"今"の君は、ジュリウスと同じ"黒蛛病"患者、です」
「そう……さらに言えば、"ブラッド"の偏食因子を保有した者同士でもある」
「置かれた条件の似た私の身体を調べれば、今のジュリウスの身に起こってる事も何かわかるかもしれない」
469: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/15(水) 01:19:59.37 ID:ymuPdvwEO
>>468
ちょっと訂正
シエルちゃんの受難は続く
470: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/15(水) 01:22:36.29 ID:ymuPdvwEO
「少し前にも話したけど、私は"黒蛛病"の性質が、ラケル博士の真意を知る鍵なんじゃないかと思ってる」
「だから私は、フライアから帰ってすぐ、博士に取引を持ちかけた」
「この身体一つさえ差し出せば、ジュリウスか、彼を囲っているフライアの目的にもぐっと近づける可能性が出てくるわけだしね」
471: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/15(水) 01:53:29.10 ID:ymuPdvwEO
待ちかねたようにシエルが口を挟むのも、無理はなかった。
ここまで語られてかつ、その問いをぶつけてきたということは、十中八九、彼女は答えに感づいている。
それにも関わらず、当の私は未だ核心を明かせずにいた。
472: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/15(水) 01:56:38.86 ID:ymuPdvwEO
「っ……そう、ですか」
シエルの落胆が、より色濃く容貌に映し出される。
彼女が予期していた最悪の答えは、僅かにすら変化を見せることはなかった、ということだ。
473: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/15(水) 02:01:43.50 ID:ymuPdvwEO
「一つは、これもジュリウスに条件を近づけるため」
「彼も直接前線に出ていたわけじゃないけど、少なくとも以前までは、休みなく"神機兵"の指揮にあたってたみたいだからね」
投げかけた先の彼女は、俯いたまま動こうとしない。
474: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/27(月) 02:16:45.39 ID:t6wSokOEO
私の選んだ道は、仲間と共に戦い抜くことだった。
それが私の継ぐロミオの意志で、みんなに望みを叶えてもらったこの身にしか出来ない事だと思ったから。
少なくともその時点では、彼の選択を認めた上での答えだった。
475:名無しNIPPER[sage]
2017/02/27(月) 22:15:17.23 ID:5Vc5Apm8O
豚切り&早漏ですまんが乙!
需要はここにあるぞ!
476: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/12(日) 08:50:44.39 ID:fQ6Rn10OO
半端なままどっか行ってるのはいつも通りだから気にすんな!
いつも通りな時点でよくないのはごめんなさい
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