473: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/15(水) 02:01:43.50 ID:ymuPdvwEO
「一つは、これもジュリウスに条件を近づけるため」
「彼も直接前線に出ていたわけじゃないけど、少なくとも以前までは、休みなく"神機兵"の指揮にあたってたみたいだからね」
投げかけた先の彼女は、俯いたまま動こうとしない。
仕方なく、私はそのまま次の話題に移る。
「二つ目……これはどちらかというと、かなり個人的なことなんだけど」
「……マルドゥークと決着をつけに行く前に、ジュリウスと話す機会があったんだ」
その時、シエルが僅かながら反応を見せた気がした。
「……そういえば、この時の話も詳しくは出来てなかったね」
「ともかく、そこで聞かれたんだ……もし私が彼と同じ立場だったら、どうしてたかって――」
534Res/441.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20