474: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/27(月) 02:16:45.39 ID:t6wSokOEO
私の選んだ道は、仲間と共に戦い抜くことだった。
それが私の継ぐロミオの意志で、みんなに望みを叶えてもらったこの身にしか出来ない事だと思ったから。
少なくともその時点では、彼の選択を認めた上での答えだった。
「――だから私も……みんなと一緒に戦いたい」
「出来れば、私達の手でフライアと決着をつけたいんだよ……それが、理由」
返答は、少しの身じろぎだけ。
流石に気になって、
「シエル……?」
声をかけた時だった。
「……ふっ」
今度は、私の対処が追いつかなくなる。
「ふっ……ふふ、ふ……」
肩を震わせた笑い。
この挙動が場にそぐわないのは、当然の認識として。
それがシエルによって発せられたものということが、私には信じられなかった。
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