471: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/02/15(水) 01:53:29.10 ID:ymuPdvwEO
待ちかねたようにシエルが口を挟むのも、無理はなかった。
ここまで語られてかつ、その問いをぶつけてきたということは、十中八九、彼女は答えに感づいている。
それにも関わらず、当の私は未だ核心を明かせずにいた。
「……実際には、その時は保留にしてもらってたんだけどね」
「本当にそれでいいのかなって、少し悩んでたから」
だからと言って、いつまでもそうしていていいはずはない。
とうに決断は下しただろう。
向き合わずに逃げることはしないと、誓ったばかりじゃないか。
「……多分、シエルの思ってる通りだよ」
「私がここにいるのは、このまま戦い続けることを選んだから」
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