397: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/04(月) 01:02:55.32 ID:aKA3ejTTo
ここまで
次回は多分戦闘も挟むのでまた長引くかと…
398:名無しNIPPER[sage]
2016/07/05(火) 16:04:03.18 ID:RFrXHIkwo
おつおつ
399: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/19(火) 00:18:45.90 ID:BGzsMdD4o
◇
アラガミに食い荒らされ、緑と文明が絶えて久しい地表を、数台の輸送車両が駆ける。
サカキ博士の決断は迅速だった。
400: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/19(火) 00:29:23.45 ID:BGzsMdD4o
潜入に備え、私も含めた部隊の構成メンバーは"黒蛛病"対策の防護スーツを着用していた。
接触感染を防ぐため、普段の衣服以上に幾重もの特殊繊維層が全身を覆っている。
しかしながら、私がまずここで果たすべき役割は、嘗ての拠点への突入ではない。
401: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/19(火) 00:37:04.04 ID:BGzsMdD4o
「……お願い!私も連れて行って!」
「今のフライアは、ユノが来ていい場所じゃない」
402: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/19(火) 00:42:27.09 ID:BGzsMdD4o
とはいえ、携帯しているであろう護身用のスタングレネードだけでは心許ない。
強引にユノを帰らせるにしても、救出対象の規模を考えると、今の部隊から人員を割くのは現実的じゃない。
そもそも、ここまでの行動を起こせる人物がこれ以上何をしでかすか、わかったものじゃない。
403: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/19(火) 00:45:01.03 ID:BGzsMdD4o
フライア周りの設定どうなってんのとかユノはどうやって入り込んだのとか考えてたら戦闘にすら入らなかった…だと…
結局力技でゴリ押したので考えなくてもよかったかもしれない
404:名無しNIPPER[sage]
2016/07/19(火) 04:25:09.43 ID:Lc9LgGP9o
おつおつ
405: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/31(日) 03:41:42.76 ID:GwOmwNNvo
◇
レア博士のアクセス権限がまだ生きていたおかげで、フライアへの入場自体はあっさりと成功した。
彼女がここを離脱してから、情報を修正できるだけの時間は経っているはずだ。
こちらの侵入も察知しているだろうに、周辺の警備も少数というより、もはやないに等しい。
406: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/31(日) 03:47:08.69 ID:GwOmwNNvo
ここを病室とするなら、彼らはフライアに運び込まれてから今まで、少なくとも医療装置ではないそれに繋がれ続けていたことになる。
治療どころか、生活もない。
かろうじて生かされてはいるようだけど、ここから見渡せる範囲だけでも、みな無事とは言い難い状態だった。
憤然とした感情を抑え込み、カプセルの開閉装置と思われる箇所に指を伸ばした瞬間、
407: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/31(日) 03:48:56.52 ID:GwOmwNNvo
「……フライアで患者の人達を治療しようって、ラケル博士に掛けあってくれたのはジュリウスだよね」
「ここにいるユノちゃんだって信じてたのに……どうしてこんなことになってるの!?」
「答えてよ!また何も言わずに離れて行っちゃうつもりなの!?」
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