350: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:25:58.75 ID:1CHoKoAWo
私達の距離も、随分離されてしまっていた。
神機兵団からの返事はまだないけど、マルドゥークがここにアラガミを呼び寄せている限り、拠点のジュリウスは無事だろう。
万が一の事態に備え、スタッフの護衛も兼ねた"神機兵"が配備されているはずだ。
351: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:28:26.95 ID:1CHoKoAWo
「邪魔……しないで!」
それもガルムであると確認するまでもなく、叩きつけられた巨腕に飛び乗った私は、
怒りのまま、変形させた神機でアラガミの頭部を撃ち抜く。
352: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:29:56.54 ID:1CHoKoAWo
「隊長!」
「ギルは!?……はぁ、よかったぁー……」
353: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:32:03.00 ID:1CHoKoAWo
ここまで来れば、長くはかからなかった。
互いにガルムから得た捕喰弾を受け渡しつつも、"ブラッド"と神機兵団は群れを物ともせずに撃破していく。
最後に残るマルドゥークも、こちらの攻撃の前に身動きも取れず、遂に地面に突っ伏した。
354: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:34:47.49 ID:1CHoKoAWo
◇
「――片がついたな」
仇討ちかつ、極東とフライアの共同作戦を終えた私達とジュリウスは、改めて顔を向き合わせる。
355: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:43:42.64 ID:1CHoKoAWo
「……あの、ジュリウス」
その核心を、シエルが突く。
356: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:46:10.41 ID:1CHoKoAWo
「……先に、フライアに帰投させてもらう」
「マルドゥークの事もある……コアの解析は極東に預けるが、"血の力"の第一人者はこちらにいるのでな」
そこまで言うと、ジュリウスは私達に背を向ける。
357: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:48:35.63 ID:1CHoKoAWo
朧月の咆哮編終了
4月以降はこれ以上にゆっくりな更新になると思いますが、とりあえず完結はさせます
358:名無しNIPPER[sage]
2016/03/30(水) 16:40:11.46 ID:8mzWaPZd0
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359:名無しNIPPER[sage]
2016/03/31(木) 17:36:36.17 ID:6E3/K4BeO
最近ゴッドイーターを始めた俺にタイムリーなスレ
頑張ってください
面白いので支援
360: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/10(日) 12:30:34.49 ID:sXugDQCbo
>>359
ありがたい…
投下します
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