310: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/03(木) 23:51:11.68 ID:8lN99J22o
ここまで
311: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/06(日) 00:21:59.38 ID:g2l4oEKho
>>309ちょっと修正して投下
毎度だらしない推敲で申し訳ない…
312: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/06(日) 00:24:48.01 ID:g2l4oEKho
「おお!それは――」
ただ、私の訂正もコウタさんには逆効果だった。
313: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/06(日) 00:26:16.92 ID:g2l4oEKho
そして、現在。
ジュリウスの状況を知る機会は、意外な形で訪れた。
「――では、遠征作戦の概要を説明いたします」
314: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/06(日) 00:30:46.76 ID:g2l4oEKho
「――別働隊は遠隔制御の"神機兵"によって構成され、指揮をとるのは……」
「……ジュリウス・ヴィスコンティ大尉です」
その代表として、ジュリウスが目の前にいる。
315: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/06(日) 00:36:41.35 ID:g2l4oEKho
「これは、ただの戦いじゃない……ロミオの、仇だ」
ジュリウスの言葉の通り、今回の討伐対象は少なくとも私達にとって、共通の敵となる存在。
彼から進んで"ブラッド"に手を貸すのも厭わないほど、確実に仕留めなければならない仇だった。
316: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/07(月) 22:54:32.50 ID:AUhW46e4o
◇
程なくして、遠征作戦は決行された。
シエルの戦略通り、私達は山麓部から突入し、"神機兵"のサポートを受けながらも、着実にアラガミの群れを減らしていく。
その中でも、ジュリウスの指揮する"神機兵"部隊は、完璧な統制ぶりを発揮していた。
317: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/07(月) 22:58:07.87 ID:AUhW46e4o
携帯食料も食べ終え、ジュリウスを含めた全員がテーブルを囲む。
違った形とはいえ、一日中戦いを共にした影響なのか、悪い雰囲気ではなかった。
「このキャンプってさ……ちょっと不安じゃない?」
318: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/07(月) 22:59:51.17 ID:AUhW46e4o
「……ギル、どうかした?」
「いや……実力は認めてやるべきだと思ってな」
「ジュリウス……"神機兵"は、あれで完成なのか?」
319: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/07(月) 23:03:27.50 ID:AUhW46e4o
「ジュリウス、少しは話せるようだから言っておくがな……俺に、いや……俺達に、守られてやるつもりはない」
「戦いが全てとは言わない……だが、"神機兵"の後ろで腐っているだけなんざ、まっぴらごめんだ」
「……だろうな」
320: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/07(月) 23:05:28.78 ID:AUhW46e4o
「……これは、俺の役目だ」
「俺一人でなければ、神機使いを守り導く事など、出来やしない」
場が、静まり返る。
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