314: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/06(日) 00:30:46.76 ID:g2l4oEKho
「――別働隊は遠隔制御の"神機兵"によって構成され、指揮をとるのは……」
「……ジュリウス・ヴィスコンティ大尉です」
その代表として、ジュリウスが目の前にいる。
シエルの傍らで沈黙を守る彼に、かける言葉を探しあぐねていると、
「……今更、よく戻ってこれたな」
ギルが切り込んでいった。
彼ほどではないにしろ、ジュリウスの行動に関しては、シエルやナナも複雑な感情を抱いているはずだ。
こうして隊長を務めている私も、納得はしきれていない。
――"……お前達は、生きてさえいれば、それでいいんだ"
……たとえその真意が、私達を守るためのものだったとしても。
534Res/441.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20