316: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/07(月) 22:54:32.50 ID:AUhW46e4o
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程なくして、遠征作戦は決行された。
シエルの戦略通り、私達は山麓部から突入し、"神機兵"のサポートを受けながらも、着実にアラガミの群れを減らしていく。
その中でも、ジュリウスの指揮する"神機兵"部隊は、完璧な統制ぶりを発揮していた。
「……以前とは、まるで別物だな」
難色を示していたギルが素直に感嘆するほど、その動きは見違えている。
フライアのスタッフと語らい、その連携をより密にしていくジュリウスの姿に、私は改めて、彼が道を違えた事を実感した。
結局、"感応種"を追い詰めることなく日は沈み、私達は要害の中間部に、簡易的な前進キャンプを組み立てる。
最低限の寝床と、一時的な神機の保管場所になる程度だけど、一泊するには十分な設備だった。
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