317: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/07(月) 22:58:07.87 ID:AUhW46e4o
携帯食料も食べ終え、ジュリウスを含めた全員がテーブルを囲む。
違った形とはいえ、一日中戦いを共にした影響なのか、悪い雰囲気ではなかった。
「このキャンプってさ……ちょっと不安じゃない?」
ナナが、第一声を上げる。
「そうですね……アラガミの縄張りの、真ん中ですから」
「"神機兵"を自律モードで配備してある……眠らない歩哨だ」
「こちらが反撃するまでの時間は、稼いでくれる」
「へー……ま、ジュリウスがそう言うなら、大丈夫かなー」
「ここまで来られたのだって、"神機兵"のサポートのおかげだし!」
元々の温和な気質もあり、ナナはジュリウスに対して、真っ先に距離を縮めようとしていた。
わだかまりはあっても、それを引きずらないのが彼女の優しさなのだろう。
その一方で、何も言わず腕を組んでいたのは、ギルだった。
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