312: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/06(日) 00:24:48.01 ID:g2l4oEKho
「おお!それは――」
ただ、私の訂正もコウタさんには逆効果だった。
何か用のあったらしいエリナがコウタさんを連行するまで、私が彼に聞かされた熱意から必要な分だけを抽出すると、
シプレの歌声は予め録音された肉声を応用し、予め入力された音程や歌詞に合成、編集したもののようだ。
それが彼女の独特で、どこか機械的な印象の残る歌声の正体だった。
そんな技術があることに感心しながら、再度流れたCMを見ていると、今度はシプレの電流に従わされる、"神機兵"の姿が目に止まる。
現在、戦場に出ている"神機兵"の全ては、ジュリウスによって統率されている。
一方的に関係を絶たれた側とはいえ、ジュリウスの安否は"ブラッド"にとっても気がかりだった。
彼は今、フライアでどう過ごしているんだろうか。
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