33: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:36:13.11 ID:l1/0db2U0
この公園はパチュリーが施した『人払い』により、一般の人間は近寄るどころか注意すら向けられないようになっている。
公園に正面から入ることが出来るのは、術者本人が立ち入りを許可した人間だけだ。
それ以外の人間は解呪の魔術を用いて無理矢理打ち破るしか方法がない。
34: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:38:10.00 ID:l1/0db2U0
二つ目は、彼からは魔術を使っているような様子が見受けられない点。
レミリアの顔を殴り飛ばした時のパンチの威力は、確かにかなりものではあるが、
それでも通常の人間がもつ腕力で生み出すことが出来る範囲内に過ぎなかった。
35: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:41:48.20 ID:l1/0db2U0
「……」
レミリア「……答えなさい。 貴方は誰?」
36: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:46:49.42 ID:l1/0db2U0
レミリア「……」
「……」
37: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:47:33.66 ID:l1/0db2U0
少年「! おい、無理すんな……」
38: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:59:15.10 ID:l1/0db2U0
上条「あんた、レミリアとフランをイギリスに連行するつもりなんだろ? 吸血鬼を創る魔術を広めないために」
パチュリー「! 貴方、何故それを……!」
39: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 01:01:04.75 ID:l1/0db2U0
パチュリーはその言葉を聞き、思わず口を閉ざした。
『誰も悲しまないハッピーエンドを迎えられるようにする』。
40: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 01:02:43.65 ID:l1/0db2U0
パチュリー「……無理よ。 そんなことなんて、出来るわけがない」
41: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 01:04:31.40 ID:l1/0db2U0
上条「できるさ」
パチュリー「――――」
42: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 01:06:35.12 ID:l1/0db2U0
レミリア「貴様ァッ!!! フランに……あの子に何をした!?」
パチュリー「ッ!?」
43: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 01:08:06.71 ID:l1/0db2U0
レミリアはここに来て、目の前にいる謎の少年を『敵』として認識した。
最早彼が何者であろうと関係ない。そんな些細事は、彼女の妹のこと比べれば塵芥に等しい問題だ。
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