とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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33: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:36:13.11 ID:l1/0db2U0

この公園はパチュリーが施した『人払い』により、一般の人間は近寄るどころか注意すら向けられないようになっている。
公園に正面から入ることが出来るのは、術者本人が立ち入りを許可した人間だけだ。
それ以外の人間は解呪の魔術を用いて無理矢理打ち破るしか方法がない。


ならばこの男は魔術を扱える魔術師なのか?
その問いに答えるならば、それは『否』と断言出来るだろう。


その判断の根拠は大きく分けて二つ。
一つ目は、普通の魔術師であれば『拳で殴り飛ばす』などという直接的な攻撃手段をとるはずがないという点。
もちろん、魔術師全てが魔術を飛び道具として戦う者達ばかりというわけではない。
魔術と武術を併用し、遠近両方に対応できる者も当然ながら存在する。
だがそれは、あくまでも『武器を用いて戦っている』に過ぎず、
己の肉体、つまりは自分の足で走り、自分の拳で殴り合いをする様な者は皆無といっても良い。
仕事柄そう言った技術を身につける魔術師もいるだろうが、それはかなりの少数派だろう。




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