とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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39: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 01:01:04.75 ID:l1/0db2U0

パチュリーはその言葉を聞き、思わず口を閉ざした。


『誰も悲しまないハッピーエンドを迎えられるようにする』。
それが意味する所が何なのかを理解できないような彼女ではない。
つまるところ当麻は、レミリアもフランドールもイギリスに連行させず、
尚且つ吸血鬼を製造する魔術も跡を残さず破壊すると言っているのだ。
パチュリーと土御門に課せられた任務を無意味なものしかねない発言である。


では彼の考えに対して、パチュリー直ぐさま反論を並べ立てたのかと言えばそうではない。
パチュリー自身、任務の遂行に当たって起きる結末――――インデックスとフランドールの仲が引き裂かれることに対し、
何の感情も抱いていないというわけではないからだ。


友人との永劫の別れ。
幼少の頃に於いて、彼女はスカーレット家の滅亡――――レミリアとフランドールの死を理解した時、
父親の死も相まって筆舌に尽くしがたい虚無感というものに襲われた。
さらに追い打ちをかけるように母親が病で死んでしまい、その結果彼女は後見人となった父親の友人の言葉に耳も貸さず、
一時期は自室こもって読書に没頭するようになってしまった。
その1年後に何とか持ち直すことは出来たが、今でも当時のことは忘れていない。


そんな経験をしたことがある彼女だからこそ、当麻の言い分対して即座に反論できなかったのである、




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