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【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ4【更新】
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43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2014/05/27(火) 14:53:20.72 ID:777Gz1S40
セヴァン「俺がどんな魔法少女なのか知りたい、だって?
ふへへー♪ 物好きな奴も居たもんだなー
んじゃ、この場を借りて色々と自己紹介させてもらうぜ!」
QB「それで、なんで僕まで居るんだい?」
セヴァン「そりゃアレだぜ、俺一人が喋ってるだけじゃ面白味に欠けるだろ?
ていうか俺だけだとまどマギ要素ほぼゼロだしなー」
QB「そういう事なら仕方ないね、君に付き合ってあげるよ
ついでに僕の自己紹介もしておこう。僕の名前はキュゥべえ
俗に言う『魔女スレ』の世界での僕は感情が芽生えている。いわば欠陥個体なんだ」
セヴァン「なんで俺よりも先に喋ってるのさアンタは!ネチョるぞこんにゃろう!」
QB「理不尽だなぁ」
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2014/05/27(火) 14:56:33.61 ID:777Gz1S40
セヴァン「こほん、じゃあ気を取り直して
俺の名前は【セヴァン】、またの名を【世伴 優空(よとも ゆう)】
"SSを書き続ける為の心の持ちよう"を願って契約した魔法少女だぜ。『今考えてる設定』ではね」
QB「と言いながらも君のSSは盛大にエタったけどね」
セヴァン「いずれ復活させるんだし! 余計な茶々入れないでくれよな!
……んで、固有魔法は『世界の改変』。
あらゆる事象をまるでSSのように、自分の設定通りに書き換える事が出来るんだ
魔法を使う際には指をパチンと鳴らして、マジカルキーボードを使って設定を作るのが通例だぜ
誰が何を想ってどう行動をするのか、人とどんな関わりを持っていくのか
どんな過去を抱えているのか、どのような未来が待ち受けているのか
そんな事を自分の思うがままに操作してしまうトンデモチート魔法なんだぜ」
QB「この辺りの設定は色々と改良の余地があるね
今のままでは原作のような話に出すのはほぼ無理だろうから、制限を付けるべきだよ」
セヴァン「あすみならともかく、こんな俺みたいな二次創作キャラをSSに出す勇気がある人が居ればの話だけどなー」
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2014/05/27(火) 15:00:36.06 ID:777Gz1S40
QB「次は容姿について説明したらどうだい?」
セヴァン「そうだなー。口では説明するのが面倒だし、イラストを見て貰えばいいと思うぜ
えーっと、たしか描いてもらった奴が……あー、あったあった」
絵・友人
http://i.imgur.com/Dpfyf.png
絵・スレ住民
http://i.imgur.com/bzQzbiD.jpg
絵・VIPPER
http://i.imgur.com/oOF6W5I.jpg
QB「随分と投げやりだね……
彼女のソウルジェムは空色で、変身した際は左頬に付くようになっているよ
この魔法少女らしくない衣装は、彼女が魔法少女である事を隠すためのカモフラージュに過ぎない。という設定のようだよ
本来ならもっと魔法少女らしい服であるはずなんだけど、彼女はそういう衣装を着用した事が一度もないんだよね」
セヴァン「そんなに俺のフリフリカワイイ衣装が見たいって言うんなら、自分の手で描くがいいぜ!」
QB「催促しても無駄だと思うなぁ」
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2014/05/27(火) 15:03:22.07 ID:777Gz1S40
セヴァン「あとは性格とか趣味みたいな事を話せばいいかなー
ご覧の通りに俺はこんな喋り方だけど、その実態は可愛い女の子が大好きな百合美少女だぜ!
イチャイチャするのも大歓迎だけど、まぁそれっぽく言うとAセク寄りのタチって感じかな!」
QB「君の性癖の話なんてされても困るよ
それよりも君の行動理念とか、そういった事を話したらどうだい?」
セヴァン「んー、そうだなぁ。行動理念ねえ……
とりあえずは他人と積極的に絡みたがるけど、決して深入りはしないし、深入りさせないんだよな
そもそも俺は深みなんて物を持たないっていうか、表面上だけで物事を済ませようとするっていうか
まあ言うなれば、気持ちが薄っぺらいんだよなー。楽しけりゃなんでもいいじゃん!って感じでさ」
QB「君の感情自体は豊かだけど、ボキャブラリーが乏しい上、悩むことにすぐ疲れるタイプだからね
それ故にノリと勢いだけで話を進める……簡潔に言うと、アホの子だよね。君」
セヴァン「やかましいぜ!その耳毛もしゃもしゃされたいのかコラぁ!」
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2014/05/27(火) 15:07:26.48 ID:777Gz1S40
セヴァン「あとは好きなものとか嫌いなものとかかなー」
QB「一気に話が単純なものになったね」
セヴァン「いいんだし!どうせ俺のキャラなんて薄っぺらいんだし!
好きな色はセルリアンブルー! 好きな食べ物はうどんと可愛い女の子!
あとハーレムよりかは純愛モノのが好きで、ご都合主義でもいいからハッピーエンドで終わる物語がいいな!
それと、まどマギ世界のほぼ全ての物が大好きだぜ!魔女とかキュゥべえとか、設定そのものもね!」
QB「最後の行については君のSS内だとほぼ別モノになってる状態だけどね」
セヴァン「嫌いなものはトマトとかスイカとかイチゴみたいな赤い野菜!あとコシの弱いうどん!
鬱展開とかNTRとか、バッドエンドで終わる物語が苦手だな。でもメリーバッド物はわりと好きだぜ!
……っと、これくらい言っておけばいいかな?」
QB「まあ、そうだね。これくらいの情報量があれば、キャラとしては十分立てるんじゃないかな」
セヴァン「他に質問があったら遠慮なく言ってくれよー! んじゃ、また逢う日までー♪」
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2014/05/27(火) 15:10:22.83 ID:777Gz1S40
御目汚し失礼しました
あっやめて叩かないで、ガラスのハートは簡単に砕けちゃうのよ
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/05/28(水) 00:09:06.60 ID:LaL+CAKs0
いいね、つづけて
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/28(水) 00:38:51.81 ID:ui4nZuHS0
セヴァンちゃんは寂しがり屋さんなんだよね。
大丈夫、おじさんは分かってるよ。
おじさんはセヴァンちゃんの味方だよ。
セヴァンちゃんは本当はSSを書きたいわけじゃなくて、ただみんなに構ってもらいたいだけなんだよね。
他に居場所がないから、みんなとの交流を求めてここに来てるんだよね。
だからこうしてお馬鹿なふりをしてはしゃいで、
ちょっと皆が嫌がるようなこととかもしちゃうんだよね。
うん、安心して、おじさんは全部分かってるから。
おじさんはセヴァンちゃんがどんなことをしても味方でいてあげるよ。
これからもずっと可愛い寂しがり屋のセヴァンちゃんでいて良いからね。
これからもどんどん遊びに来てね、セヴァンちゃん。
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/28(水) 00:58:48.56 ID:h2Tbn0rEo
セヴァンちゃんがレイプされるのかと思った(薄本感)
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/28(水) 10:36:07.15 ID:ZqzvIho9o
>>50
セヴァンちゃん×おっさん
そんなSS読みたくなっちゃったじゃないか
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/28(水) 15:42:07.57 ID:xl4uNbtX0
ほむら「左頬にジェムがあるから、思いっきり顔面を殴りつけるとセヴァンは死ぬのよ」
セヴァン「やめろし!絶対試すなよ!フリじゃないからな!」
>>50
いやSSが書きたいから書いてるんだけど…
構ってもらうだけならVIPのほうがよっぽどウケがいいぜ
それと魔法を使えば汚いおっさんを美少女に変える事も容易い
実際にスレ住民の子持ちアラフォーおにいさんを少女化させてたからな!
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/28(水) 18:14:28.09 ID:XZ45CyJ90
セヴァンちゃんは自分の気持ちに気が付いてないんだね。
大丈夫、恥ずかしがる必要なんてないんだよ、本当の気持ちを出していいんだよ。
おじさんはセヴァンちゃんの味方だもの、ちゃんと分かってるんだよ。
でもセヴァンちゃんが本当の気持ちを隠したいっていうなら勿論それでも良いからね。
セヴァンちゃんとおじさんの二人の秘密しようね。
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/28(水) 18:20:54.27 ID:xl4uNbtX0
(なんか気持ち悪いのに絡まれてるぜ…)
そもそも俺はレズなのであって
おっさんには微塵も興味ありませんからね
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[sage]:2014/05/29(木) 00:53:36.20 ID:RXiuL9UA0
もう散々既出だろうけど、もしほむほむの盾が、盾じゃなくデロリアンだったら、もうちょっとアクティブな性格になってたんだろうか?
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/29(木) 01:58:56.34 ID:Th/aFS2AO
逆にめがほむのままだったりして(笑)
「毎回時を超えるのにこんなにスピード出さなきゃいけないなんて怖いですよぅ、ドク(泣)」みたいな
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/29(木) 08:00:39.47 ID:Xm1fV1rgo
ドク(射精音)
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/05/29(木) 23:18:39.19 ID:Gaz1dgPv0
またほむらはふたなりにされてしまったのか
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/05/31(土) 18:39:45.64 ID:kmIgYlTG0
リクエストしたら誰かが書いてくれるかな
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/01(日) 02:55:48.81 ID:slR2aIWqo
私的にはいいと思うけど
問題も多そうだからなんとも言えない
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/10(火) 21:50:09.70 ID:gCDr21edO
中沢「中キチ?」
上条「うん。最近の創作モノのネット掲示板でね、何故かモブキャラの中沢くんに焦点を当てて投稿してる人がいて、」
中沢「そう呼ばれてる、と。しかし俺と同じ名字のモブに注目とか嬉しいんだか虚しいんだか」
上条「あ、その創作作品内では中沢くん最強状態で主人公やレギュラーのヒロイン達が皆ハーレム内にいるってさ」
中沢「マジか!?俺もモテ期来たか!?」
上条「あまりに無理すぎる設定のゴリ押しで、最近じゃ創作で中沢って名字のキャラが出てくるだけで読者が離れるどころか管理者が出てくるんだってさ」
中沢「風評被害ィィィ!!!」
???「……うふ、うふふ、中沢くん……今日も格好イイ……」
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/10(火) 22:00:26.81 ID:gCDr21edO
熱烈なストーカーが魔法少女化して全ての物語の主人公が中沢になる事件が発生し、風評被害に悩む中沢。中沢さん(三年の先輩、女性)と中沢くん(一年の後輩、男性)を味方につけ中沢先生(現文教師、ナイスミドル)と共に風評被害に立ち向かう!
一方の魔法少女組は〆切間際でやらかされた海香先生がブチ切れて見滝原へ。キリカは自分と似た雰囲気の馬鹿な魔法少女を見つけ「同類扱いされたくない」と攻撃をしかける。しかしそのストーカーな魔法少女の目的は中沢の隣の席に座るほむらで……
果たしてほむらは巻き込まれずに済むのか!? な話。即興で考えたから妄想爆発なストーカー娘のポテンシャルはようわからん。需要あればどぞ
64 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/10(火) 22:55:31.87 ID:m+jaGtcuO
ないから自分でやって、どうぞ
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/06/11(水) 19:03:03.04 ID:Ut1JwqK50
辛い過去を背負った少女
私はあなた物語で出会う
憎しみの裏には殺意の愛がある
自分の願いのために友達を殺せる?
誰かのために[
ピーーー
]るの?
どっちも同じことなんだよ
人生はサバイバルゲーム!
どんなふうに始めよう?
時も空間も思いのまま!どこにいこう?
あなたは永遠を求める
生きる必要は?
この世界がいつできたか知らないでしょ?
私たちは時間を飛び越えたの!!
あなたがいる限り世界は変えられない
世界のルールがそうさせてる
私達は愛を頼りに
過去と未来を旅している
こんな世界壊してやる!
全ての苦しみも元に戻しまた生まれ変わる
約束したから。一緒に星を見るって
奇跡を起こしてみせる
『DEAD END』を覆してみせる!
孤独な心を持つあなた
あなたを独り占めしたいの
憎しみの裏には独占欲がある
未来はもう終っている
だけど、私達はまだ続けてる
過去はまだ繰り返されていない
そう、違う世界の未来も
この世界の今は繋がっている
死は螺旋のように繰り返すもの
あなたはどう思う?
神も悪魔も私が利用しているに過ぎない
あなたは知ってる?
「君は何を企んでる?
君の手は握れないよ」
「君は私をどこに連れていく気?
私は君を信じないよ」
あたなは言う
あなたと同じ世界を生きれない
私の愛は何があっても変わらない
すべて私のために上手くいくの
私たちはこの瞳を頼りに
光と闇の中をさまよい続ける
こんな世界壊してやる!
真実を作り変え、それを事実にしてやる
あなたを騙すことになっても
あなたがいる今をもっと感じたい
私は傍にいてくれるあなたが好きなの…
生きるか死ぬか
生きるか死ぬか
戻ってきて………
あなたには読めない?見えないの?
私の言葉はあなたへの幻
私を助けて!あの人を救って!
なんでここに来たの?私は嘘つきなのに!?
間違ってる!気づかないの!
それは世界の崩壊の始まり
あなたの望みは止められない
だってあなたを忘れることはできないから
あなたがいる限り世界は変えられない
世界のルールがそうさせてる
私達は愛を頼りに
過去と未来を旅している
こんな世界壊してやる!
全ての苦しみも元に戻しまた生まれ変わる
約束したから。一緒に星を見るって
奇跡を起こしてみせる
『DEAD END』を覆してみせる!
66 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/12(木) 23:51:25.76 ID:/5L8fZNao
ほむら「あなたは本当に美樹さやかなの?」
さやか「ご挨拶だね。あたしはあんたが知ってる通りのあたしだよ。転校生?」
ほむら「………えっ?」
さやか「あれ、何その反応。もっとなんかこう……あれ?」
ほむら「わたしが知っている通りの美樹さやか……?えっ?」
さやか「なんか間違ったこと言った?何も間違ってないと思うけど?」
ほむら「わたし、言う程あなたのこと知らないのだけれど?」
さやか「………は?」
ほむら「だってあなた、いつもわたしに対しては冷たいと言うか、突き放したと言うか、そんな感じだったじゃない」
さやか「いや、まぁ……うん」
ほむら「それで自分を知ってもらったつもりなのだとしたら、軽くあなたの事を軽蔑してしまうけれど?」
さやか「え、あの、ちょっと」
ほむら「わたしが知り得ている範囲のあなたが、わたしが知っている通りのあなただと言うのなら、わたしにもそれなりの考えというものがあるけれど?」
さやか「ちょっ、ストップストップ。なんか話がこじれそう」
ほむら「あなたがこじらせているんじゃない」
さやか「あたしが悪いの!?」
ほむら「で、どうなの?あなたはわたしに対して、自分を知ってもらう努力はしたつもりなのかしら?」
さやか「………」
ほむら「美樹さやか?」
さやか「ごめん……なんか、その……ほら、あたし、一応さ、先に逝った立ち場だったから……なんか勝手にあんたのことを知ったつもりでいたと言うか……」
ほむら「………」
さやか「あたしのことも、あんたに知ってもらったつもりでいたと言うか……まぁ、うん」
ほむら「要領を得ないわね。はっきりしなさいよ」
さやか「あたしはあんたが知ってる通りのあたしじゃありませんでしたーっ!!すんません!!」
67 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2014/06/12(木) 23:53:02.12 ID:/5L8fZNao
小ネタですらない一発ネタ
これで一本書ける気がしないからここに供養
68 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/06/18(水) 16:58:04.86 ID:SX83Obsa0
だからアタシは好きになったんだ
「これはどこに運べばいいですか?」
「それはリビングの方に頼むよ」
もうすぐ春休みも終わるぞとカレンダーが告げる中ごろ。 俺は今、ひたすらに荷物を運んでは戻るの作業を繰り返していた。 額には汗がにじみ足にも乳酸が溜まってきている……かれこれ2時間くらいは同じ作業を続けていただろうか。
「これで最後、っと」
トラックに積まれた最後の荷物を運びきりふかふかのカーペットが敷かれたその場へと崩れ落ちる様に胡坐で座り込む。 額の汗を手で拭い疲労している手足を伸ばしつつそのまま後ろへと倒れ込んだ。 するとコツンと頭の後ろに何かが当たり、見えるはずの天井は見えず代わりに健康的な肌色が見えた。
「お疲れさん」
そう言いながら指しのばしてきた彼女の手を握り――少し汗の滲んだ柔らかな感触を感じつつ、一気に起き上がる。
「疲れたー……これで終わりだよな?」
「残念でした、自家用車の方に積んである荷物がまだあるんだ。
まぁそっちの方はアタシとモモの私物が殆どだから自分たちで運べるけど……手伝ってくれるよな?」
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/06/18(水) 16:58:55.84 ID:SX83Obsa0
「うへーい」と悲鳴か了解の意か分からない返事をしつつ彼女の横に着いて行く。
並んで歩いている彼女の名前は佐倉杏子、この教会のシスターだ。 今は茶色のブーツを穿き青色のホットパンツに緑色のパーカーを着て、綺麗な赤色をしたロングの髪の毛をポニーテールで纏めている。 随分とボーイッシュな格好だがツリ目な彼女には大分似合っていた。
ポニーテールを纏めている黒いリボンは実は俺が贈ったものだ……今更ながらつくづく自分はセンスが無いと思う。 さやかにあげた髪飾りもそうだが飾り気がなさすぎる。 しかし気に入ってる様なので俺としてはそれ以上何も言えなくなってしまったのだが。
「悪いな、引っ越しなんて手伝って貰っちゃってさ」
そう言いながら杏子は「たはは」と笑い少し頬を人差し指でかく。 つまり、今日の自分は佐倉一家の引っ越しを手伝っている日雇いのあんちゃんなのだ。
「いつもお世話になってるしな、力になれるなら手を貸すよ――よっと」
自家用車の荷台からダンボールを引っ張り出す。 これは大分軽いようなのでもう一つ持てるだろうと思い二つの段ボールを自分の胸の前まで持ってきて両手で運んでいく。
「さっすが男の子、アタシの分まで頑張ってくれよな!」
「いやいや、杏子も運んでくれよ」
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/06/18(水) 16:59:35.33 ID:SX83Obsa0
軽口を叩きつつ二人で杏子の部屋へと私物を運び込む。
先ほど彼女の事をシスターと言ったが、シスターと言うからには勿論教会がある。 先ほどから荷物を運んでいるのは教会横にある神父さん一家の新しい家なのだ。 家族構成は神父さんに奥さん、姉の杏子に妹のモモの四人家族である。
運んでいる最中視線を逸らせば横にはすぐ真新しいが、こじんまりした教会が見える。 前の教会は古くなってしまってかなり老朽化したので場所を移して建て替えたのだが――前の教会に比べれば敷地面積は大分狭くなっていることだろう、半分以下だ。
「ここから、新しく始まるんだ」
教会を眺めていると横にいた杏子がボソッと、しかし透き通った声で呟いた。
「……そうだな」
基本的にカトリックやプロテスタントでは妻帯を許されていない事からも分かると思うが、佐倉神父はカトリックとプロテスタントの中間的な教派である聖公会(アングリカン・チャーチ)の神父だった。 ただ《元は》という言葉が接頭に付くのだけれど。
何故なら佐倉神父は聖公会からも破門されているのだ、理由は聖書の教えにない事まで説き始めたからである。 どうしてそんな事を始めたのかは他人である俺には分からない、しかし結果として信仰者は激減どころかほぼゼロになってしまった。
一時期はお布施も無く辛うじて貯蓄で生きているような生活だったそうだが、今では持ち直し小さいとはいえ新しい教会を建てられるほどの信仰を再び得る事に成功している。
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/06/20(金) 11:17:47.11 ID:3EQzu3tF0
突然ですが宣伝です!
>>1
が謝罪するまで続けます!
文句があればこのスレまで!
加蓮「サイレントヒルで待っているから。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401372101/
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72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:23:57.72 ID:4AltpERAo
書いてみたらスレ立てるほどのものでもなかったので、ここに投下します
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:24:31.98 ID:4AltpERAo
--さやかの家--
杏子「海老の尻尾もーらい!」ヒョイ
さやか「杏子!突然何すんのよ!」
杏子「あーうめぇうめぇ。やっぱ尻尾まで食べてこその海老だよなー」
さやか「……え? 杏子。あんた、いつも海老の尻尾何か食べてるの……?」
杏子「……え?」
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:25:24.10 ID:4AltpERAo
杏子「いや、普通食べるだろ。海老の尻尾」
さやか「食べないよ! 海老の尻尾まで食べるなんて、杏子! 意地汚い!」
杏子「……ハァ!? 意味わかんねーし! 尻尾食べないって海老への冒涜だろ! ちゃんと全部食えよ! 食い物を粗末にするんじゃねぇ!」
さやか「何をー! このお子ちゃま味覚!」
杏子「お子ちゃま味覚は海老の尻尾食べないあんたの方だろ! あーまさかさやかが海老の尻尾も食べれないお子ちゃまだったとはなー!」
さやか「うるさい馬鹿! あんたなんかもう知らない!!」
杏子「それはあたしの台詞だよ! 馬鹿さやか! バーカバーカ!」
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:26:00.97 ID:4AltpERAo
--次の日 学校--
まどか「さやかちゃーん。杏子ちゃーん。おっはよー」
さやか「……ねぇ、まどか。まどかは海老の尻尾って食べる?」
まどか「え? ……えぇと海老の尻尾は……食べない、かな?」
さやか「そうだよね! ほら見ろ杏子! 海老の尻尾なんか食べるのあんただけだよ!」
杏子「……なぁ、まどか。本当に食べないのか? もし、あんたが飢え死にしそうで目の前に海老の尻尾しかなかったら、どうする?」
まどか「えぇー……。まぁその状況なら、食べるかも……」
杏子「どうださやか! まどかは食べるってよ!」
さやか「どんだけ特殊な例あげてんのさ! 普通の生活おくってたら海老の尻尾なんか誰も食べませんよーだ!」
杏子「うぜぇ! 超うぜぇ!」
まどか「……えー……」
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:26:35.22 ID:4AltpERAo
--放課後--
まどか「……ということがあって」
ほむら「成程、それであの二人は今日一日中喧嘩してたのね……。……心底どうでもいい」
まどか「杏子ちゃんはもうさやかちゃんの家に泊まらないってマミさんの家にいっちゃうし……このまま仲直りできなかったらどうしよう?」
ほむら「私に言われても……」
まどか「海老の尻尾で喧嘩して別れちゃうなんて……別れる? 違う、今のわたしは尻尾のようなもので、もっと大きな海老そのもののような存在だったような……」
ほむら「さやかはまだ帰ってなかったわよね。少し話をしてみるわ」
まどか「……あれ? 今大切な何かを思い出しかけたのに……」
ほむら「気のせいよ。忘れなさい」
まどか「……うん。ごめんね、ほむらちゃん」
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:27:38.44 ID:4AltpERAo
--屋上--
さやか「……」
ほむら「美樹さやか、こんなところで一体何をしているのかしら」
さやか「!? 悪魔!! あんたどの面さげてあたしの前に何か……!」
ほむら「今、その話はどうでもいいの。あなた海老の尻尾の事で杏子と喧嘩しているようね」
さやか「……あんたには関係ないでしょ」
ほむら「大ありよ。こんな事がずっと続けばまどかが悲しむ事になるわ」
さやか「……ねぇ、悪魔。あんたは海老の尻尾って食べるの?」
ほむら「……昔は食べてなかったけど、海老の尻尾は体にいいって話を聞いてから、食べるようにしたわ」
さやか「……へぇ、そうなんだ」
ほむら「……私も軽蔑する? 佐倉杏子と同じように」
さやか「や、あんたは悪魔だから、杏子と同じという話ではないと思うんだけど……」
ほむら「鹿目まどかが海老の尻尾を食べるとしたら、あなたはまどかも軽蔑するのかしら」
さやか「それは……」
ほむら「……そろそろ気づかないかしらね。あなたがいかに愚かな理由で佐倉杏子と喧嘩していることに」
さやか「……杏子って今、どこにいるか知ってる?」
ほむら「まどかの話だと、今は巴マミの家に行ったそうよ」
さやか「ありがと、ほむら!」ダダッ!
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:28:07.13 ID:4AltpERAo
ほむら「……まったく世話のやける……」
さやか「……でも、忘れない」
ほむら「! まだ行ってなかったの?」
さやか「あたしは忘れない! あんたが……悪魔だってことは!!」
ほむら「いいから早く佐倉杏子のところに向かいなさい!!」
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:29:30.04 ID:4AltpERAo
--マミの家--
杏子「……ってことがあってさー。さやかの味覚音痴にも困ったもんだよなー!」
マミ「……ねぇ、知ってる? 海老の尻尾とゴキブリの羽は同じ成分が含まれているのよ」
杏子「……え?」
マミ「さらに言えば、海老の尻尾には細菌が多く含まれていて、健康を害する危険性があるという話も聞いたことがあるわね」
杏子「……なんだよ。マミも食べない派か?」
マミ「私は食べない派だけど……百江さんは食べる派ね。というか百江さんは、チーズをつければどんなものでも食べる子だけど」
杏子「はぁ? 何それ。食べない派のあんたが、食べる派のなぎさと仲良くしてるってわけ?」
マミ「えぇそうよ。仮にカブトムシやザリガニを生きたままムシャムシャ食べるような子だったとしても、私はきっと仲良くしていたと思うわ」
杏子「……」
マミ「だってそんな事、関係ないもの。私は百江さんが好きなんだから。……あなたにとっての美樹さんは、そうじゃなかったのかしら」
杏子「……あたしは」
バタン!
さやか「ハァ……ハァ……」
杏子「……さやか!?」
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:30:03.29 ID:4AltpERAo
杏子「ど、どうしたんだよさやか。そんなに息切れおこして……」
さやか「……買ってきた! スーパーのお惣菜コーナーにあった海老フライ!」
さやか「そして食べた! 尻尾まで!」
杏子「……さやか!? あんなに嫌がっていたのに……」
さやか「……正直、全然おいしいとは思わなかった。でも、これからはいつも食べるようにする! 海老の尻尾をもう残したりなんかしない! だから……」
だからあたしを、嫌いにならないで
杏子「……さやか!!」
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:30:39.70 ID:4AltpERAo
さやか「杏子、どうしたの突然抱き着いて……え? 泣いてるの?」
杏子「あんただって泣いてるじゃねぇかよ……」
さやか「え? あれ、本当だ。何で……」
杏子「……ごめん、さやか」
杏子「あたしがどうかしてた。海老の尻尾を食べても、食べなくても、さやかはさやかなんだ。……どうしてこんな事に気づかなかったんだろう」
さやか「……杏子。……うぅん、あたしの方こそごめん。海老の尻尾は食べないものと決めつけて、あんたを傷つけちゃった。あたし、悪い子だ」
杏子「さやか……」
さやか「杏子……う、うわぁあ……」
うわぁあああああん
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:31:29.63 ID:4AltpERAo
マミ『……どうやら、二人ともまた仲良くなれたようよ。暁美さん』
ほむら『……協力感謝するわ。巴マミ』
マミ『まったく世話の焼ける後輩ね。美樹さんも佐倉さんも……そして、あなたも』
ほむら『……何でそこで私が出てくるのかしら』
マミ『いつも用意しているのよ。あなたの分の紅茶とケーキ。悪魔気取りもいいけれど、そろそろ私のお茶会に参加しない? 暁美さん』
ほむら『……気がむいたら、顔を出すわ』
マミ『待ってるから』
ほむら『……面倒な先輩ね、あなたは』
マミ『あなたに言われたくはないわ。面倒な後輩さん』
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:32:08.46 ID:4AltpERAo
--次の日 学校--
杏子「やーいやーい馬鹿さやかー!」
さやか「こんのぉ! 待てー!」
まどか「良かった、二人ともすっかり仲直りして。ありがとうほむらちゃん」
ほむら「これで仲が良いのよね。この二人は……まぁ、いいけれど。マミにもちゃんとお礼を言うのよ。まどか」
まどか「うん!」
ほむら「……」
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/06/21(土) 23:32:39.43 ID:4AltpERAo
ほむら「偽街の子供達ー! 集合!」
ほむら「海老の尻尾を食べる派と食べない派で分かれなさい!」
イバリ「タベルヨ。コノカンジョウハワタシラダケノモノ!」
ネクラ「タベナイヨ。ミットモナイ!」
ウソツキ「タベナイノ? デキソコナイハキミダヨ。ワレラガホコリ」
レイケツ「チイサクキリワケレバタベラレルワネ」
ワガママ「アンナノタベルノー? タベラレルヨウニレンシュウシヨウカシラ」
ワルクチ「アンナモノヲタベルナンテ、トンダタイヘンナキゲキシャネ」
ノロマ「オイシイトオモウケドナー」
ヤキモチ「ハコヲヨウイシマショウ。シッポノカガヤキヲエイエンニトジコメテオキタイワ」
ナマケ「シッポヲタベルナンテメンドウ」
ミエ「シッポデケープヲヨゴサレタラタイヘン!」
オクビョウ「オソラニツレテイカレタラ、エビノシッポモタベラレナイ!」
マヌケ「シッポハキットワタシタチノコトモアイシテクレルワ」
ヒガミ「トリアエズウメマショウ」
ガンコ「シッポコソワレラノブタイ!」
ワーワーギャーギャー
ほむら「はいストーップ!!」
ほむら「……たかが海老の尻尾。されど海老の尻尾ね」
おしまい
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2014/06/21(土) 23:33:57.61 ID:4AltpERAo
以上で終了となります。
海老の尻尾、おいしいよ
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/21(土) 23:39:17.73 ID:VrnaMocpo
乙
ガツガツ パキ!パキ!パキ! ゴクン
なぎさ「……うん すごく好きなのです…… 海老の尻尾」
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[sage]:2014/06/22(日) 00:13:16.04 ID:wSSZo54q0
ドールズはなんでもバリバリ食べてるイメージだけどな。
とりあえず乙
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/22(日) 00:17:12.29 ID:HBiM6PNAO
乙
和んだ。
悪ほむは良い子だなぁ。
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/22(日) 00:46:32.68 ID:M/qhiejSO
エビの尻尾
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/06/22(日) 21:30:03.65 ID:sUIsNR5kO
海老の尻尾でここまで書くとは
俺なんかの発想じゃ
和子先生「今日は皆さんに大切なお話があります!エビフライの尻尾は食べますか、食べませんか!?はい、中沢くん!」
中沢「どっちでもいいかと……」
和子「その通り!どっちでもよろしい!男子の皆さんはくれぐれも『エビフライの尻尾を食べるなんて意地汚い』なんて言う大人にならないように!女子の皆さんはそんな男性とは交際しないこと、良いですね!?」
ぐらいしか出ねぇ
91 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/06/29(日) 21:13:24.29 ID:ldmOa9KV0
保守
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[sage]:2014/07/06(日) 01:25:58.01 ID:7ZnQVqei0
転校してきたその女の子はどうも奥手で引っ込み思案のようだ。
自己紹介の時もモジモジしてたし、その後のクラスメイトの女子たちに囲まれた時も戸惑っていた。
―――――そんな彼女が、自分の隣の席で、ある日消しゴムを落として―――――
「あ・・ありがとう・・その、あの、えーっと・・」
「ああ、俺は中沢。よろしく鹿目さん」
「あ・・う、うん」
こっちに転がってきた消しゴムを拾い、彼女に渡す。
鹿目さんは申し訳なさそうに、少し手を伸ばしてそれを受け取った。
「うん、ありがとう。中沢君」
そう言って微笑んだ鹿目さんの顔を見て――― 一瞬、脳裡に別の何かの場景がよぎり――すごくドキッとした。
彼女が視線を前に戻した直後、自分もハッとして顔を正面にもどす。
今は授業中だが、早乙女先生はトンカツにはソースだの醤油だのまた脱線した話を熱心に語っていた。
先ほどまで、調味料の英単語をホワイトボードに書き連ねていたはずだったのだが、何かあったんだろうか。いやあったんだろう。主に男関連で。
しかし、そのおかげでいまの一連の光景は見られなかったようだ。よかった。きっと今の自分は顔を赤くしているだろう。
(うわ・・やっべー・・今のすごく可愛かった・・・)
クラスメイトの女子とも特に接点がないまま過ごしてきた自分には今の女の子の笑顔は不意打ちだった。
同年代の女の子と会話する事さえあまり多くないのにあんな顔を見せてくれるなん思いもよらなかったのだ。
いつか、志筑さんという彼女をもつ友人の上条恭介が、二人で仲睦まじく話している姿を羨望の眼差しでみていたことがあった。
あんな風に、自分も女の子と気さくにはなせないか、あわよくば彼女とかできてくれないかなあー、と。
ちなみに、そのようなイチャイチャぶりを見ていると、心の内で「あいつはヴァイオリンとつきあってたんじゃあないのかよ」とひがんで
つぶやいてたのはココだけの話である。
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[sage]:2014/07/06(日) 01:26:43.43 ID:7ZnQVqei0
(いや、しかし、よかったなあ・・・今のは・・・)
そして、再び今しがたの光景を思い出す。顔が少しニヤついてることに本人は気づいてない。
ほんのわずかな出来事だったのだが、あの笑顔がかなり効いた。
何であれ、ただでさえ可愛らしい子が自分に向けて、あんな笑顔を向けてくれたのだから。
今まで、こんなことは一度も――――――――――――――。
(――――――あれ・・・?)
―――――――――――――なかった・・はずだ。
だがしかし、何故だろう。微妙な違和感――いや、既視感を感じた。
まるで同じようなことが前にもあったような。
(いや、そんなはずは・・・?)
あったとしても、きっと中学に入る前だろう。
だが、いま感じるそれはそんなに昔ではなく、むしろつい最近のものであるような気がする。
(だけど・・・でもあれは――――?)
浮かんでくる情景のなかに映ってるのは鹿目さんではない。
(――――そう、確か『その女の子』は黒髪で眼鏡をかけていて――――)
「ハイッ!どう思いますか!中沢君!!」
「えっ!?ハッ、ハイっ!別にどっちでもいいんじゃないかと・・!」
――――そんな疑念はこうしていつもの穏やか『日常』の中に埋もれていく。
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[sage]:2014/07/06(日) 01:27:23.12 ID:7ZnQVqei0
「――――――――――――?」
少女はその光景を見ていた。
少女が求め、つくりだした日常。すべては『彼女』が再び人として生きられるようにするため。
そんな彼女の姿を今日も離れた席から少女は慈しむように見ていた。
そして見た。彼女が落とした消しゴムを隣の男子が拾い、それを受けとって照れながら微笑む彼女の姿を。
「・・・・・・・・・・・・・」
別に、何てことのない、いつも通りの学校のクラスの風景である。
しかし何故だろう?それとはなにか別に感じ取られるものがあった。
日常的な風景であることに間違いはない。だが、『本来あるべきもの』とは違う。そんな違和感がぬぐえない。
「・・・・・・・・・・・フッ」
何を考えているのだろう。この世界は、自身が望み、改変したものだ。
『元の世界』を知る自分には齟齬を感じてもおかしいことではない。
例え、何かあってもすぐに修正すればいい。自身の持つこの力を使って。
少女は、自身の手の甲にある紋様を見つめながら改めて思う。
――――――――もう決して壊させない。邪魔させない。例えその相手がどんなに神や悪魔のように強大でも無力なただの人間であったとしても。
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/06(日) 01:41:48.10 ID:o/JS6U1T0
乙
96 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/12(土) 16:41:01.24 ID:c/twpd1e0
乙
97 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/14(月) 21:26:40.45 ID:X0gtz2rh0
さやか「忘れんぼの私に朗報が来た」
中沢「へえ、どんな朗報だ」
さやか「一度聞いたことは絶対に忘れない方法だ」
中沢「どんな方法だ、俺にも教えてくれ」
さやか「いやそれが、忘れてしまって……」
中沢「忘れる前に実践しろよ」
98 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/15(火) 17:46:58.86 ID:xMkt54H30
ワロタ
99 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/16(水) 21:53:52.88 ID:qMhQUZOT0
乙
100 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/18(金) 00:49:25.55 ID:e5xaKDen0
いいね
101 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/19(土) 01:06:13.29 ID:vjg6Ibgy0
一度目
中沢「半熟です」
先生「後で職員室に来なさい、説教したい事が山ほどあります」
二度目
中沢「堅焼き…です」
先生「まあとりあえずよろしい、ですが、一々変なポリシーを持つ男は嫌われますよ」
三度目
中沢「いや、……分かりません」
先生「はっきりしなさい! はっきりと!」
四度目
中沢「どっちでもいいです」
先生「そうです」
中沢「(あ、これが正解なんだ)」
102 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/19(土) 11:54:08.99 ID:UIbb/7kv0
記憶持ち越してるじゃないか
103 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/07/19(土) 12:18:08.06 ID:Afb+2hdDO
リディシュタ持ち?
104 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/07/19(土) 12:22:42.83 ID:iPWtoHnQo
同じような質問を何度もやってるのかと思った
105 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/19(土) 18:19:54.32 ID:+DE+T1zx0
これって中沢もループしてるのかよ
106 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/26(土) 17:01:13.17 ID:O2Gwuu800
どっちでもいいんじゃないかと
107 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/07/30(水) 23:14:58.46 ID:gmsJ/MiA0
いいね
108 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/03(日) 20:22:49.15 ID:49SmwZ3U0
だれか
109 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[sage]:2014/08/04(月) 20:39:35.93 ID:TbdaZy7j0
私がついてるよ 私がついてるよ
辛い事ばかりでも キミには挫けないで欲しいな
思い出して 私の事 君のすぐそばに いつも私がいる
私がついてるよ 私がついてるよ
悩み抱えていても キミは秘密にしないで欲しいな
あてにしてよ 私の事 いつも君のそばに いつも私がいる
私よりも 凄い奴は 沢山いるよね
だけど 私よりも キミの事 愛してるヤツは いないよ
時が流れても 変わらないもの それはキミへの愛情
キミは友達 いつも私がいる キミのそばに
110 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[sage]:2014/08/04(月) 20:40:09.13 ID:TbdaZy7j0
――――――
マーゴット「…………」パキン…パラ…パラ…
織莉子「キリカ……うっ…うぅ…」ポロポロ
ほむら「美国織莉子、最後に言い残す事はある?」ジャキッ
織莉子「…どうして?」
ほむら「…?」
織莉子「…私達が何をしたというの!?キリカと出会えて…ようやく生きる意味を知れるところだったというのに!!」
織莉子「キリカをあんなになるまで傷めつけてッ…どうして私達の…」ドチュンッ
織莉子「えっ…?」ゴブッ… ドシャッ
ほむら「貴女が…私達の邪魔になるからよ…」
織莉子「何…を…」
ほむら「悪く思わないでちょうだい…あの時間軸以来、先手を打たせてもらっているのよ…」ジャコン! チャキッ
ほむら「こっちも譲れないのよ、さようなら…」タ―ン! パリィン…
織莉子「」ガクッ
ほむら「今度こそ……乗り越えて見せる…!」
to be continued…
111 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/05(火) 00:30:50.99 ID:6StHVXqw0
乙
112 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/08/05(火) 00:34:53.01 ID:fNe5q57No
乙
キリカと織莉子の事を知ったほむらがその後どう対処していたのかって妄想が膨らむよなー
個人的にはほむらちゃんは非常に徹しきれずキリカと織莉子とはうまく戦わない方法を探るような気がする
113 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/08/06(水) 08:24:51.12 ID:6dduyCx+o
なんだただのほむら厨だったか
114 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/08/06(水) 12:00:40.06 ID:pcA7p2teo
>>112
まあ可能性はあるかもね
[
ピーーー
]のって手っ取り早いけど露顕したときのリスク高いし
QBにバレてマミさんまどさやにチクられたらその時点でほぼ敵対確定だし
115 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/06(水) 20:00:00.05 ID:aLi93/qI0
乙
116 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/07(木) 17:43:44.34 ID:aAgOIFty0
キリカが一途過ぎて泣ける
117 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/08(金) 20:19:08.29 ID:HO/2dlWM0
コピペ改変しよう
118 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/08(金) 22:08:30.60 ID:EZhakdx90
◇マミさんがダンガンロンパに出演したら
マミさん「私は巴マミ、超高校級の……ま、魔法少女よ!」
霧切さん「その歳で魔法少女って……引くわね」
マミさん「 」パリーン
モノクマ「おおっと!! 早速殺人事件の発生だぁ! うぷぷ!」
苗木くん「巴さん、顔色悪いけれど……大丈夫?」
マミさん「ぐ、グリーフシードが足りな……あっ」パリーン
キャンデロロ『ウフフフフフ!!』
モノクマ「わあーお! 大量虐殺の始まりだー!」
マミさん「ティロ・フィナーレ!!」ドカーン
舞園さん「やったあ! ドアが吹き飛びましたよ!」
苗木くん「これでみんな脱出できるね!」
モノクマ「なにそれズルい!!」
119 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/08(金) 23:13:53.19 ID:Y5y7DKEN0
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/01(月) 20:52:28.99 ID:Jxggzkr/0
◇マミさんがダンガンロンパに出演したら
マミさん「私は巴マミ、超高校級の……ま、魔法少女よ!」
霧切さん「その歳で魔法少女って……引くわね」
マミさん「 」パリーン
モノクマ「おおっと!! 早速殺人事件の発生だぁ! うぷぷ!」
苗木くん「巴さん、顔色悪いけれど……大丈夫?」
マミさん「ぐ、グリーフシードが足りな……あっ」パリーン
キャンデロロ『ウフフフフフ!!』
モノクマ「わあーお! 大量虐殺の始まりだー!」
マミさん「ティロ・フィナーレ!!」ドカーン
舞園さん「やったあ! ドアが吹き飛びましたよ!」
苗木くん「これでみんな脱出できるね!」
モノクマ「なにそれズルい!!」
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/09(土) 01:15:04.56 ID:EN5dGv1B0
もしまどマギSSのオリキャラ達が六畳一間で暮らしたら
あすみ「……せまいね」
イエスマン「はい」
彼女の言う通り、このどくだみ荘は僕達が住むにはあまりにも狭い場所です
ですがそれでもタダで住まわせて貰っている以上、感謝は忘れません
何故なら僕は、いい子なのですから
男「やることないしここは、あすみの下着を使ってオ○ニーだ」
男「ねえお兄ちゃん、あすみの中に、お兄ちゃんの濃いの一杯出してぇ」
男「ああん!お兄ちゃん!らめぇ〜そんなに激しく突いたらあすみ壊れちゃうよぉ〜!」
康也「やかましいわボケぇ!!そんな狭い所で気色悪いことしてんじゃねぇ!!」
あすみ「ねえ……いつの間に私の下着盗ったのかな?」
あすみちゃんがモーニングスターを出して男に殴りかかっています。
この子の下着を使ってオカズにしたのですから仕方無いことなのでしょう
実は私も昨日、彼女の下着を拝借してオナ○ーに勤しんでいました。
私はイエスマンである前に一人の男なのですから、時には性欲に身を任せることもあります。
121 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/09(土) 01:15:36.31 ID:EN5dGv1B0
イナズマ君「ただいま。買い物行ってきたぞ〜」
イエスマン「お疲れさまです」
あすみ「お菓子お菓子」
イナズマ君「さっきコンビニでほむらに会ってきたぜ」
康也「暁美か…何か隠し事しているし信用出来ない所があるんだよなぁ」
イナズマ君「ほむらを侮辱するなよ、[
ピーーー
]ぞ?」ギロリ
康也「ハハハ、悪い悪いww俺が悪かったよ」
康也(自己改造の魔法を持つ最強の俺に本気で勝てると思ってるのかこいつ?ww)
あすみ「シャワー浴びてくる」
イエスマン「お背中を流してあげましょう」
あすみ「来なくていい」
イエスマン「はい」
あすみ「来なくていいって言ってるでしょ!」
イエスマン「はい」
あすみちゃんのモーニングスターが僕の頭部に直撃しました。
一瞬、天国のお祖母ちゃんが見えましたがすぐに意識が現世へと戻りました。
子が親より先に死ぬのはとても親不孝な事なので、僕はまだ死ぬ訳には行きませんから
122 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/09(土) 01:16:10.49 ID:EN5dGv1B0
男「あすみの脱ぎたての服……これを使って○ナニーするか」
男「しまった魔翌力が足りなくてもう魔法が使えない!」
男「へっへっへ、先はよくも舐めた真似してくれたなガキが」
男「嫌だ……放してぇ!!そんなあすみの悲鳴もゴロツキ達にとっては欲情をそそらせるだけにしか過ぎなかった」
男「いやぁああ!!衣類が強引に破られ大切な所がまる見えになったあすみに巨漢の中年が覆い被さり、いきり立った物で容赦無く」
康也「こらあーッ!!いい加減にしろや男ーッ!!」
康也(糞ッ……なんでオリキャラの男はどいつもこいつも変態が多いんだよ)
イナズマ君「仕方無いな『大人しくしろ男』」
康也(たしかイナズマは言霊を操る能力だっけか?魔法以外の異能力は初めて見たぜ)
男「嫌だ!!俺は[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]がしたいんだ!!」
イナズマ君「なんだと!?」
康也(男は出来ると思い込めば何でも出来る能力だったか?滅茶苦茶だなww)
イエスマン「くんくん……あすみちゃんの服は小○生らしい甘い香りがしますね」
康也「ん?やべぇ逃げろ!」
あすみ「貴方達……死んじゃえ」
イナズマ君、イエスマン、男「「「アッーーーーー!!!!」」」
擬態お隣さん(危ない危ない……危うく神名の幻術に巻き込まれる所だった)
うろてんてー「ちゃんちゃん♪」
123 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/09(土) 01:16:56.10 ID:EN5dGv1B0
男「あすみの脱ぎたての服……これを使って○ナニーするか」
男「しまった魔翌力が足りなくてもう魔法が使えない!」
男「へっへっへ、先はよくも舐めた真似してくれたなガキが」
男「嫌だ……放してぇ!!そんなあすみの悲鳴もゴロツキ達にとっては欲情をそそらせるだけにしか過ぎなかった」
男「いやぁああ!!衣類が強引に破られ大切な所がまる見えになったあすみに巨漢の中年が覆い被さり、いきり立った物で容赦無く」
康也「こらあーッ!!いい加減にしろや男ーッ!!」
康也(糞ッ……なんでオリキャラの男はどいつもこいつも変態が多いんだよ)
イナズマ君「仕方無いな『大人しくしろ男』」
康也(たしかイナズマは言霊を操る能力だっけか?魔法以外の異能力は初めて見たぜ)
男「嫌だ!!俺はオナ○ーがしたいんだ!!」
イナズマ君「なんだと!?」
康也(男は出来ると思い込めば何でも出来る能力だったか?滅茶苦茶だなww)
イエスマン「くんくん……あすみちゃんの服は小○生らしい甘い香りがしますね」
康也「ん?やべぇ逃げろ!」
あすみ「貴方達……死んじゃえ」
イナズマ君、イエスマン、男「「「アッーーーーー!!!!」」」
擬態お隣さん(危ない危ない……危うく神名の幻術に巻き込まれる所だった)
うろてんてー「ちゃんちゃん♪」
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/09(土) 01:17:51.97 ID:EN5dGv1B0
神名あすみ←説明不要の有名キャラ
康也←魔法使いになったスレ
イエスマン←イエスマンスレ
イナズマ君←信じろスレ
男←アイドルマミスレ
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/09(土) 17:34:11.38 ID:BRPcs7xm0
キャスター「ニュースをお伝えします」
キャスター「本日午前11:00ごろ、見滝原市立見滝原中学校にて、生徒二十五名がいっせいに体調の不良を訴え、病院に搬送されました」
キャスター「症状は熱中症によるものと見られ、現在十二名が意識不明の重態。また、七十五名に軽い脱水症状が見られ、病院で治療を受けています」
キャスター「警察の発表によりますと、同校におきまして空調システムのエラーが見られ、一時的な冷房の停止があったもようです」
キャスター「この学校は、全面をガラス張りにしました前衛的な設計で話題を呼びましたが、空調の故障により学校全体が巨大なビニールハウス状態になったものと見られています」
キャスター「これを受けまして、市の教育委員会は同校の閉鎖を決定、空調の全面点検をおこなうことに決定しましたが、生徒の安全性に関しまして、問い合わせが殺到しているとのことです」
キャスター「では、次のニュースです」
126 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/11(月) 22:37:14.34 ID:bxwW3oZv0
a
127 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/15(金) 17:03:59.34 ID:cRl8RDRy0
保守
128 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/17(日) 18:42:43.72 ID:l5/fgaHj0
さやか「ミニストップでファーストフード頼んだ時に
「骨無しチキンのお客様ー!」
って呼び出されたんだけどなんかすごい罵詈雑言を浴びせられたような気がする」
129 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/17(日) 21:00:17.37 ID:Z6BloO240
マミ「男の人って何で胸ばっかり見るのかしら、見てるのバレバレなんだけど」
さやか「ブランドの店に綺麗なバッグや宝石が展示してあったら
いいなー欲しいなーってつい見ちゃうでしょ?
でも盗んだりしないでしょ?それとまったく同じことだよ」
130 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/19(火) 00:00:46.28 ID:avXVzMtu0
http://livedoor.blogimg.jp/sayakawasayakawa/imgs/a/6/a687a185.png
131 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/24(日) 00:15:27.78 ID:Om+i2+mF0
「ついてこないで!!」
私はついてこようとしたまどかを怒りに任せて突き放して、走り去った。
「もう、救いようがないよ…」
一番の親友すら傷つけた。そんな自分がもういやだった。
ソウルジェムが黒く濁っていくのが見なくても分かった。
前髪から雨が滴ってくるのを手で払いながら、いく当てもなく走った。
「美樹さん?」
雨が地面を打ちつけ、私がぬれた地面を走る音にまぎれて私を呼ぶ声がした。
私は足を止め振り返った。
132 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/24(日) 00:16:01.11 ID:Om+i2+mF0
「あんた誰よ?何の用?」
「やっぱり美樹さんか…。どうしたのこんな時間に」
するとそいつは顔の緊張が解けたように見えた。
中沢はビニール傘をさしてこっちを見ていた。
「そんなのあたしの勝手でしょ?だいたいあんたもこんな時間にうろついてるんだし、
人の事言えないじゃない。あんたこそ何してんのよ?」
私は中沢を睨みつけて言った。心配するクラスメイトにいきなり敵意を向ける。
そんな私に以前の幸せな日常に戻る資格なんてない。恭介を好きでいる資格なんてない。
133 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/24(日) 00:16:45.78 ID:Om+i2+mF0
「ごっ、ごめん。おせっかいだったかな?俺は夜飯を買いに来ただけだけど、美樹さんは様子違ったから…。
雨の中傘もささないで…。」
中沢はコンビニ袋を持ち上げて、へらっと笑った。
「それじゃ、さっさと帰って寝なさいよ。たいした用もないくせに話しかけないで!!」
私は中沢の好意を無碍にして、またどこかへ走り去ろうとした。すると、
ぐきゅるるるるるる
おなかが……鳴った。
そういえば今日いろいろあったからほとんど何にも食べてないや…。
それにしても、恥ずかしい。頬が赤くなるのが分かった。
134 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/24(日) 00:17:24.50 ID:Om+i2+mF0
くっ…」
顔を隠すように踵を返して、中沢に背を向け走り出すと、
「待って!!」
中沢が今の会話で一番大きな声で叫んだ。
「あの、よかったらこれどうぞ。あと、そこの八百屋のひさしに隠れて、雨宿りしながら食べて」
中沢は袋からおにぎりをひとつ取り出すと、私に渡して一緒にひさしへと移動した。
私はひさしの下のぬれてない部分に座ると、夢中でビニールをはがし、食らいついた。
135 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/24(日) 00:18:49.58 ID:Om+i2+mF0
「くっ…」
顔を隠すように踵を返して、中沢に背を向け走り出すと、
「待って!!」
中沢が今の会話で一番大きな声で叫んだ。
「あの、よかったらこれどうぞ。あと、そこの八百屋のひさしに隠れて、雨宿りしながら食べて」
中沢は袋からおにぎりをひとつ取り出すと、私に渡して一緒にひさしへと移動した。
私はひさしの下のぬれてない部分に座ると、夢中でビニールをはがし、食らいついた。
136 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
:2014/08/24(日) 00:19:23.94 ID:Om+i2+mF0
「じゃ、俺はこれで。気をつけて帰ってね、美樹さん」
中沢の足音がどんどん遠ざかっていった。
私は何も言わず、おにぎりにかぶりついていた。
不覚にも…、涙が出そうだった。夢も希望も友人も、そして、恋人も失った私に染み渡るようなおにぎりだった。
いつものありふれたおにぎりだけど、今回ばかりは特別においしかった。
食べ終わって一息ついて帰ろうとすると、私のすぐそばにビニール傘が置いてあった。
「バカだ、あいつ…」
私は、袖で目元を拭って、手で軽く髪をしぼり、その傘をさして、家に歩いて帰る事にした。
つづく… .
137 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[saga sage]:2014/08/24(日) 10:26:20.06 ID:8nikd9h60
投下します
138 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[saga sage]:2014/08/24(日) 10:30:57.97 ID:8nikd9h60
QB「このSSはギャグでキャラ崩壊が起きているよ!」
QB「ほかのインキュベーターがいうには、僕は精神疾患を持っているらしいしね!全然そんなことないのに。」
QB「あ、暁美ほむら。偽町の子供達をちゃんと躾けてくれないかな。僕にイタズラしてきて困ってるんだ。」
QB「ほむら?聞いてるのかい?ほむらー。」
デビホム「……なんなのよ。」
QB「相変わらず疲れた顔してるね。悪魔なんていわずに睡眠はちゃんと取ったほうがいいよ?基本は人間なんだし。」
デビホム「生活形態が不明な生き物にいわれたくないわ。」
QB「僕は君達の事を知っているよ!有史以前から見てきたからね。」
デビホム「ああそう……。」
QB「大体君のその格好はここ日本では非効率的だよ。体が冷えるじゃないか。」
デビホム「普段は制服をきてるわよ。」パンッ
偽町s「「Ja!」」
QB「うわっ。トマトを投げるのはやめなよ。綺麗にするのが面倒じゃないか!」ボチャボチャ
QB「ぬううう。ぐわっ。」顔面ビチャッ
デビホム「クスクス。」
QB「食べ物を凶器にするなんて。そうだ!……佐倉杏子にいいつけてやる!!」
偽町s「……。」ピタリ
デビホム「どうしたの?」
偽町s「……」ヒソヒソ。チラッチラッ。
デビホム「続けなさいって何処いくの。」蜘蛛の子散らす
QB「効果覿面だね。さすが餌付けされているだけある。」
デビホム「待って、それはどういうこと。」
QB「あの子達は子供というだけあってお菓子に弱い。
佐倉杏子が魔獣退治の手伝いのお礼によくお菓子をあげてるようだよ。」
デビホム「必要以上に関わるのは止めるよう命令したはず。」
QB「子供に我慢しろっていうのは酷だよ。一人が我慢できなくなったらなし崩しに食べてたよ。」
デビホム「……。」
QB「お仕置きしても無駄だと思うよ。使い魔は魔女の欲望を反映する存在のはずだ。
この命令違反は君が佐倉杏子との関わりを断ち切れていないことに起因するだろうね。」
QB「おっと、そろそろキューブを回収に行かなくちゃ。」スッと影の中に消える。
デビホム「……いいえ駄目よ。ここはまどかのための世界だもの。」
139 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[saga sage]:2014/08/24(日) 10:34:38.03 ID:8nikd9h60
QB「愛とか欲望とか理解できないけれど、
人間のいうところの欲望の象徴である悪魔を名乗りながらそれを抑圧するなんて益々わけがわからないよ。
あと今の話から離れるけれど神を汚したとか言い始めたときは僕の理性もパンクしそうになったよ。」
さやか「杏子…いくらなんでもやりすぎ。」
杏子「いいじゃんか、欲しがってるんだから。」モグモグしている偽町s
さやか「よくもまぁ得体の知れない奴等を相手にするわねぇ。」
イバリ「……。」トマト構え。
さやか「なっ、なによ。」
ワルクチ「……。」ひそひそ。
イバリ「ja……。」トマト構えた手をおろす。
杏子「なんだお前らトマト好きなのか?」
偽町s「「Ja!」」※ただし投げるのが
さやか「すっかり懐かれちゃって。やたらわたしにはつんけんしてくるのに。」
杏子「そんなこというなよ。なんでか知らないけどフォローしてくれてんだからさ。」オクビョウをなでなで
さやか「いやー、何か裏がありそうというか……そいつら見てるとちらつく顔があるんだよね。思い出せないだけどさ。」
杏子「さやかもか?あたしもこいつらを見てると何か忘れてる気がするんだよな。」
QB「大多数の人間にとって忘れてしまえる事は、大した問題じゃないね。僕の統計で出ているよ。」ヒョコ
杏子「人の話に横槍いれるなよ。」
QB「宇宙のためにグリーフキューブを回収しにきたのさ。軽口ぐらいは許して欲しいね。」
杏子・さやか「はいはい。」ぽいぽいぽい
QB「わっ、そんないっぺんに!」ほっ、はっ、とうっ、ぎゃっ。
杏子「用は済んだろ?さっさと失せな。」
QB「ひどいや。欲望の化身や宇宙のために身を粉にして働いてるのに。」
さやか「願いを叶えてくれた事には感謝しているけどあんたのこと信用できないんだよね。」(欲望の化身って何?魔法少女の事?)
QB「まぁエネルギーが回収できるなら文句はないさ。ちっともね。クララドールズ!おやつのことがばれているからね。」捨て台詞
杏子「おいまて。こいつらの事を知っているのか?」
QB「大した事じゃないさ。君達はすぐに忘れるからね。」立ち去る
さやか「クララドールズ……いない。」頭が痛む。
140 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[saga sage]:2014/08/24(日) 10:37:44.52 ID:8nikd9h60
QB「この地区の魔法少女たちはとても安定しているね。チームワークも悪くないソウルジェムの濁りも緩慢だ。
だから君の介入は必要以上のお節介。非効率的だと思うよ。」ぐったりと椅子に座るほむら。
デビホム「使い魔には監視するよう命じているだけよ。必要以上に接触することは禁じているわ。」
QB「それは本当かい?だとしたら君は使い魔を制御できてないんじゃないか。
カラス達でさえその言いつけを守っているようにはみえないよ。」
デビホム「あなたこそ余計なお節介はやめたらどう?わたしの隙をみて地球から撤退する準備でもしたらどうなの?」
QB「君の創造したこの宇宙は不安定だ。地球から撤退したところで僕らの戦略は頓挫してしまう。
君の寿命がこの宇宙の寿命といってもいいぐらいさ。」
デビホム「そう。」
QB「……、使い魔は主人の欲望を満たそうとしている。君の使い魔は主人より優秀なのかもしれないね。」
デビホム「黙りなさい。」
141 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[saga sage]:2014/08/24(日) 10:39:48.28 ID:8nikd9h60
デビホム「偶には学校に行きましょう。何の理由もなくまどかに近付ける唯一の場所だもの。」
(それが間違いの始まりだったとは誰が気付けるのよ。気付けないわよ。)
デビホム「……。」スタスタスタ
タッタッタッタッ
杏子「ようほむら!」
さやか「おはようほむら。」挨拶をして軽やかに走っていく二人。
デビホム「?」
デビホム「???」(あの子達にわたしの記憶はないはずだけれど……)
教室のドアをガラガラと音をたてて開ける。
早乙女先生「!!」
早乙女先生「おはようございます!暁美さん。」
デビホム「お、おはようございます。」ビクッ
デビホム(なに?なんなの。クラス中から生ぬるい視線を感じる。)
生徒A「おはよー暁美さん。」生徒B「おはよー。」
デビホム「おはようございます。」(そしてフレンドリー)
デビホム(あっまどか。ふふ、今日も元気そうね。……目が合った……逸らしときましょう。)
まどか「ほむらちゃん!」
デビホム「」ビクッ(まどかがこっちに来る。なぜ?)
まどか「具合が悪くなったらすぐにいってね。無理はいけないよ。」
デビホム「!!」
デビホム「ええ、ありがとう。」
デビホム(……この生ぬるい視線の正体。まず不登校期間の長さの要素、そしてそれに加わる病弱な者に対する哀れみ。
病欠にしていたのが不味かったのかしら。)
デビホム(……これはそっと見守られるパターンだわ!)
まどか「約束だよ。」手をぎゅっ
デビホム「分かったわ。」手をそっと離す。
デビホム(何時だってあなたは優しいのね。あなたがいればわたしは何もいらない。)ニタリと笑い背を向けて自分の席に座る。
杏子「久しぶりの学校はどうだ?」
デビホム「とても賑やかね。」(接点もないのにやけになれなれしい)
杏子「休んでたわりに目のクマがあるんだな。ちゃんと寝てんのか。」
デビホム「一日8時間きっちりとっているわよ。」(そして距離も近い)
杏子「ふーん。」
デビホム(明らかに疑っている。確かに寝ない日もあるけれど。)
デビホム「あまりジロジロみないで。」
さやか「杏子、何やってんの。」
杏子「いやほむらがさ。」
さやか「ほらほら席ついてチャイムが鳴るよ。」
デビホム(ダミーの記憶を植えつけた方がいいかしら。いえまどかの近くで不用意な事はしたくない。)
142 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[saga sage]:2014/08/24(日) 10:44:13.83 ID:8nikd9h60
キーンコーンカーンコーン
デビホム(まどかを見ているうちにいつの間にか昼休みになっていた。)
まどか「行こう!ほむらちゃん。」
デビホム(まどかが話しかけて来たと思ったら屋上で一緒にお昼を食べることになっていた。)
デビホム(記憶が無いわ、疲れているのかしら……。
それにしてもまどかのこの積極性、グイグイくるからいつの間にか頷いてしまっていけない。)
さやか「まどかーこっちこっちー!」
デビホム(さやか、杏子、巴マミ……なぜクララドールズとインキュベーターがいるの?どういうこと?)
まどか「おまたせ。」
デビホム『キュゥべえ!ここで何をしているの。』
QB『叫ばないでくれないかな。しばらく前からクララドールズと昼をご相伴させてもらっていたのだけれど
気付いてなかったのかい?ほむら。』
デビホム『知らなかったわよ。』殺気を発する
QB『誤解しないでもらいたいけど、僕は初めは辞退していたんだよ?だけどマミがしつこくてさ。』
デビホム『へーそうなの。』シンジラレナイワ
QB(どうやら機嫌を損ねているようだ。身の危険を感じるよ!)
マミ「キュゥべえ。はい、クッキーよ。」
QB「ありがとうマミ。」パクリ
QB「!」
マミ「どう?おいしい?」
QB「……おいしい。おいしいよマミ。」
マミ「そう。よかったわ。」キュゥべえなでなで
QB「……でもなんでチーズ味がするんだい?昨日はチョコチップクッキーを作ると聞いていたけれど。」
マミ「なぎさちゃんがチーズ味のほうがいいというから変更したのよ。」
QB「わけが、わからないよ。」
マミ「どうしたの?」
QB「なんでもないよ。僕に感情はないからね。」
QB『がっかりなんてしてないさ。ここのところマミがくれる料理のどれもがチーズ味がするなんて気にしてない。
栄養の偏りが出てはいけないと注意をするにはしているけれど、彼女達の食生活に口出しするなんてインキュベーターの
行動範囲に組み込まれてはいないからね。クッキー自体はおいしいしもんくなんてない。』
デビホム『うるさいわ。』
QB『ほむらはチーズ料理についてどう思う?流石に取り過ぎは健康に害するとは思わないかい?思うならちょっとマミに……』
デビホム(無視しよう)
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