【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ4【更新】

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/03(土) 12:59:32.42 ID:t4MJpqxAo
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    |     求む!!SS投稿!!       |
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    .ノイ: :/:.:/:.: .|::|:/ !:.;/ヽ.:i\: : :|::| :
        |: :.:.:.′ .,'|::|  \i/  ヽj/ ヽ|::|ノ 『魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ』にようこそ!
        |: {⌒i八{ |::|  ┃    ┃  |::|
        | : 、_,. .|::|    _     ノ|::|  @このスレはどんなスレですか?
        |: : /: : :` |::|_=─‐┴┴=≦ __|::|
        |: / : : : (___)) 〈()〉 (_(__) スレを立てる程でもない、文章量の少ないSSを投稿できるスレだ
        |/|: : : : / ヽ/   .人  ヽ、    魔法少女まどか☆マギカ関連のSSならどんなSSでも書き込めるぞ
        | : : :/|: /   /'⌒Y⌒マヘ.
        .ノイ}/从:{   /^ト-u个-u}_;}
         , -(-、 `⌒`ーl、___〕___〕
       {::   .}    `ー‐┴─┘
          `ー‐'

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399089572
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/03(土) 13:00:03.37 ID:t4MJpqxAo
                   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    | さあ、ほむらちゃん、
                    | 私たちがどんな質問にも答えるよ
                   \_  ____________
                      |/
  _  ___
 _ヲ,7____|、            , ―‐-‐‐、                           , --‐―‐ 、
 彡☆j   i 、 ヽ.       l^v'´| ,   、v'´|                         / 「ニニニi ヽ
  ' |´`/ // ヽレ)ノ     ,イ!_X__|jレハ/ハヽ〉|ヾ、                         l(ノノ/ハノハ| |i !
  Z_z(| | ┃ ┃ |!z       ノ,ノ, Nl | ┃ ┃ ||ハヾ、        ___       C、    | |{┃H┃}l |) |
  Zニハゝ''' ヮ''ノz_Z     ´ル/ハ| |、'' ヮ''ノリvV`       |  ̄ ̄~:l        \   N、 '' - ''ノN. <
 乙´/,}|{}.王{}{ヽ,ろ       ⊂{|l 丗 l|}つ         |==== :|          \〈y/}| {介.} |{ヽ〈y〉
   Cく_A___A,〉D        く_vAWAvゝ            |==== :|        〈y)Gく_/_l_j__,ゝD (y〉
     (__j__)            (__j__)              |.____:l               (__i__,)

【まどかとマミのQ&A】

Q:字数制限はどのくらいなの?
A:1レス6000バイト/80行までよ

Q:魔法少女おりこ☆マギカは書いていいの?
A:まどか関連なら構わないよ

Q:魔法少女かずみ☆マギカは書いていいの?
A:まどか関連なら構わないわ

Q:書くときのルールはあるの?
A:1レスで収まらない場合は前の分のアンカをつけてね

Q:終わったら終わったと伝えるべきなの?
A:当たり前のことよ

Q:魔力が魔翠力になっちゃうよ?
A:目欄にsagaを入れましょう


マミ「誹謗中傷した人にはティロ・フィナーレよ!」

マミ「あと、次スレは >>980 の人が立てること」

マミ「鹿目さん、暁美さん、いいわね?」

まどか「はーい!」 ほむら「は、はい!」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/03(土) 13:01:56.46 ID:t4MJpqxAo
       |\           /|
        |\\       //|
       :  ,> `´ ̄`´ く  ′
.       V            V   挫折したプロットの供養
.       i{ ●      ● }i   ふと思いついた断片
       八    、_,_,     八   なんでも書いていくといいさ
.       / 个 . _  _ . 个 ',
   _/   il   ,'__  '.  li  ',__
      ̄(__.ノ  (__.ノ ̄

過去スレ
【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ3【更新】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358558284/
【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ2【更新】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349007356/
【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ【更新】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308665398/

互いにレスを付けることを心がけましょう。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/03(土) 13:06:30.71 ID:t4MJpqxAo
埋まってたからたてた
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/03(土) 22:15:32.46 ID:yum3vSfGo
クソスレ立てんな
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/03(土) 22:37:03.55 ID:KN+wyjgHo
どうせ中キチの遊び場になるだけなのになんで立てたの?中キチなの?死ぬの?
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/04(日) 23:07:13.15 ID:QW1uGl0O0
空気を読まずに投下しますよっと。
『もしもまどかの願い事で魔女とか魔法少女とか色々無かったことになってたら』というifでマミキュゥというかべえさんイジリなお話。べえさんは、話のネタとしてはすごい書き甲斐のあるキャラクターだと思う。


マミ「サールティーオラーイ~」
QB(この時間軸では、全てが少女たちにとって都合よく終わった)
さやか「今日のケーキも楽しみだね、ほむら」
ほむら「そうね、美樹さん」
さやか「美樹さん、って。まだよそよそしさが抜けないなぁ、ほむらは」
ほむら「長年フルネームで呼んできたから、中々ね……」
さやか「そう言えば、ほむらって何度もこの一カ月をやり直してたんだっけ。それをカウントすると実年齢は……?」
ほむら「それ以上言ったら撃つわよ(モデルガンで)」
QB(マミはキッチンでお茶の用意をしている。そう、今日もまたマミの家で魔法少女たちの、いや”元”魔法少女たちのお茶会が開かれるのだ)
まどか「ねぇ、キュウべえ」
QB「なんだい、まどか」
まどか「キュウべえって、マミさんのことどう思ってるのかな?」
QB「どうしてそんなこと聞くんだい?」
まどか「えっと…なんだか、マミさんのキュウべえを見る目が私達と違う気がして……」
QB「マミの目には変形機構は着いていないはずだけど?」
まどか「そう言う意味じゃ無くてね……」
ほむら「確かに、私達はこの淫獣を基本的にゴミを見るような目で見ているわね」
まどか「けど、マミさんはキュウべえのことすごく優しい目で見てる気がして……」
杏子「わざわざコイツに食事やケーキまで用意するしな」
さやか「大体、行き場も無いアンタをマミさんはわざわざ居候させてあげてるワケだし」
QB(別に行き場に困る身でも無いのだけどね……)
まどか「それで、キュウべえの方はマミさんのことどう思っているのかなって」
さやか「あ、それあたしも聞きたい」
杏子「あたしは別にどうでも」
ほむら「私は是非聞きたいわね」
杏子「オ、珍しいな、ほむら。アンタがそういう話に興味を持つなんてさ」
ほむら「いえ。ただインキュベーターの発言を録音して巴さんに聞かせれば、彼女のこいつに対する扱いも変わると思って」
まどか「ほむらちゃん、そこまでしなくても…」
ほむら「マミさんはコレに対する扱いが甘すぎるのよ。彼女だってコレが諸悪の根源だと知っているというのに。もっと厳しくするべきだと常々思っていたの」
杏子「確かにアタシらにしたことは色々許せない所があるよな」
さやか「まどかの願いが無かったら、あたしら一生あんな身体だった訳だしね。これだけは忘れないわ…あんたは悪魔だってことを!」
QB「客観的に見て、悪魔はきみたちの方じゃないかな。まどかの願いで魔法少女システムは崩壊した。そのせいで、僕達は宇宙の寿命を伸ばすために別の方法を探さなくてはならなくなり、人類は奇跡の恩恵を受ける機会を失った。これは大きな損失だよ」
まどか「うぅ……」
ほむら「黙りなさい、インキュベーター。まどかの悪口は私が許さないわ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「それに、私はいつ来るかも分からない宇宙の寿命やら、魔法少女のチートで発展する文明やらには興味は無いわ」
QB「それはあんまりじゃないかな。僕達が来なかったら、君達は裸で洞穴に住んでいた可能性が高いんだよ?」
ほむら「まどかと一緒なら、洞穴も悪くないわね」
QB「平行線だね」
ほむら「ええ。お前とは一生かかっても分かりあえそうにないわね」
さやか「……ってあれ?何の話してたんだっけ?」
ほむら「ええ、そうね。そもそもこの淫獣がマミさんのことをどう思っているか吐かせる。そういう話だったわね、まどか」
まどか「う、うん。そんな感じ、だよ…?」
さやか「んじゃ、改めて根掘り葉掘り聞かせてもらおうかしらね」
QB「拒否権は無いのかい?」
ほむら「ある訳無いでしょう」
杏子「諦めな。テメェが相手してきたのは、色恋沙汰となると絶対逃さない、そう言う生き物だ」
QB「やれやれ……」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/04(日) 23:08:14.12 ID:QW1uGl0O0
QB(僕はしばし考えた。マミについて考えた)
「マミは魔法少女の中でも比較的長くいた個体だ」
まどか「それで?」
QB「少なからぬ数の魔女を倒してくれた功績は大きい。魔女は、言わば産業廃棄物のようなものだからね。それを彼女がキチンと処理してくれたことは評価に値するよ」
さやか「ほかには?」
QB「ほかには、って?(キョトン)」
まどか「それだけなの?キュウべえのマミさんに対する想いってその程度の言葉で言い表せるものなの?」
QB「そうだけど?(即答)」
杏子「どういう事だおい。お前それ、ヒモじゃねぇか!」!」
まどか「そんなのって無いよ、あんまりだよ!」
さやか「アンタってほんと、クズ」
QB「君たちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると決まってような同じ台詞を言う。訳が分からないよ、どうして人間はそんなにお約束と言うものにこだわるんだい?」
ほむら「人の神経を逆なでするのは相変わらず得意みたいね」
マミ「ほらほらみんな、キュゥべえをあんまりいじめないの」
一同「マミ(さん)!」
マミ「ほら、お茶がはいったわよ。キュゥべえにはミルク」
キュゥべえ「ミルクなんて、僕たちの生命維持には必要の無いものなのだけどね」
さやか「そこは『ありがとうございます』でしょうが」
杏子「今さら言ったってしゃーねーだろ、キュゥべえなんだし」
マミ「はいはい。ケーキも出したからね」
さやか「おお、今日のケーキは一段と美味しそうですなぁ!」
まどか「どれにしようかなぁ」
杏子「あたしはこれ!」
さやか「あ、杏子!それあたしが狙ってた奴!」
ほむら「2人とも落ち着きなさい。最初は用意してくれた巴さんに選ぶ権利があるわ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/04(日) 23:09:01.71 ID:QW1uGl0O0
QB(その後、お茶会はつつがなく終了し、まどかたちは笑顔で帰って行った)
マミ「今日は大変だったわね、キュゥべえ」
QB「何がだい?」
マミ「いろいろ」
QB「……」
マミ「……」
QB「全部聞こえてたんだろう、さっきの会話」
マミ「気づいてたのね」
QB「この部屋の構造と、人間の聴力を考えれば簡単に分かることさ」
マミ「もう、そこは嘘でも『マミとの付き合いは長いからね』って言うところでしょ?」
QB「知っての通り、僕は嘘は吐かないからね」
マミ「隠し事はするクセに」
QB「切り札は隠しておく主義と言って欲しいね」
マミ「もう、ああ言えばこう言うんだから」
QB「知ってるだろ。『僕との付き合いは長いからね』」
マミ「……ねぇ、キュゥべえ」
QB「なんだいマミ?」
マミ「魔法少女がみんな人間に戻って、魔法少女のいないココにあなたがいる理由、聞いても良い?」
QB「前にも言ったはずだけど、鹿目まどかの監視だよ。彼女と言う存在が、もう一度僕たちにとって不利益なことをしでかさないように。もう無いとは思うけどね」
マミ「そうじゃなくて、ココ―――私の家にいてくれる理由。鹿目さんを監視したいなら、それこそ彼女のお家に行けば良いでしょう?」
QB「今の彼女は、僕のことをあまりよく思っていないようだからね。いるだけで予想外の影響を与える可能性がある。僕の仕事は監視であって干渉じゃない。それに、あそこにはよくほむらが来るからね」
マミ「銃火器を使うのは止めたのだけどね」
QB「彼女は、僕を殺す方法を熟知している人間の1人だからね」
マミ「じゃぁ、美樹さんは?」
QB「前に彼女の家へ行ったら塩をまかれたよ」
マミ「佐倉さんは……」
QB「ホームレスしていなければ、大抵さやかの家だよ?だから、まどかの監視に一番適しているのはマミ、君の家だ」
マミ「あら、消去法?」
QB「そうなるね」
マミ「……じゃあ、質問を変えて良い?」
QB「断る理由が無いね」
マミ「私と一緒にいて、良いことはある?」
QB「……その質問、拒否権はあるのかい?」
マミ「ご自由に」
QB「なら、説明を省略させてもらうよ」
マミ「あら、残念」
QB「ただ、君と一緒にいることは少なくとも不利益では無いとは言っておこうか」
マミ「そんな言葉じゃ、とても信じられるとは想えないのだけれど?」
QB「これでも、必要な答えは提示したはずだよ。それで満足できないのは、やはり感情と言う物のせいなのかな?」
マミ「あなたたちはいつもそうね」
QB「?」
マミ「私たちが感情的なことをすると、『訳が分からない』、『感情が無い』なんてお約束の台詞を言うだけで、私たちのことを理解しようともしない。……それこそ、訳が分からないわ」
QB「怒っているのかい、マミ?」
マミ「そんなこと無いわ。ただ、ね。馬鹿な同居人に馬鹿らしい愚痴を言いたくなることがあるのよ、人間には」
QB「まったく、人間というものは不合理だね。いや、不便と言うべきかな」
マミ「そうね。その上厄介なことに、その『不便さ』を心地よく感じているところもあるのよ?」
QB「やれやれ。僕たちも万能なつもりも無いけれど、人間を理解することは本当に困難を極めそうだ」
マミ「そう、でしょうね」
QB「もっとも、困難を極めることに取り組むことは僕たちにとっては本分のようなものだけれどね」
マミ「あら、そうなの?」
QB「そうでなければ、そんな僕たちでなければ、どうして魔法少女システムなんて困難なシステムを運用していたの言うんだい?効率は良くとも、容易な手段では無いんだよ」
マミ「……その言葉は、私に都合よく解釈して良いのかしら」
QB「好きにすると良いよ」
マミ「フフ、ありがと(ギ]ュ」
QB「い、いきなり何をするんだい!?」
マミ「好きにして良いんでしょう?だから好きにキュゥべえを抱きしめることにしたの」
QB「……訳が分からないよ」
マミ「フフ……、お約束ね」
QB(マミの温もりを感じながら僕は思考する。人間のように想うのではなく、思考する。まどかを観察できる、姦しいお茶会。元魔法少女たちの反応を見れる『美味しい』お菓子。気遣いの行きとどいた、温かい家。そして、幸せそうなマミの笑顔)
QB(それを決して『嬉しい』とは『想わ』ない。けれど……)
QB(少なくとも、それを不利益では無い、とは思考する)
QB(きゅっぷい)
おしまい
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/05(月) 11:14:06.18 ID:z3L5h9rDO
もう
リポCとか
デカビタとか
マッチとかで
魔力回復すれば良いと思うよ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/05(月) 23:30:56.85 ID:71n+BRd00
にんにく注射とかしてたらいややわ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/08(木) 08:26:02.60 ID:JNVz+Hk20
ヤンデレ路線で行く

さやか「あ、あの!恭介!子供はっ…子供は何人欲しい?
私は三人欲しいな。女の子がふたり、男の子がひとりね。名前は恭介が決めてあげて。私ってあんまりネーミングセンスないから。
えへへ、どっちに似てると思う?私と恭介の子供だったら、きっと男の子でも女の子でも可愛いよね。
それで庭付きの白い家に住んで、 大きな犬を飼うの。犬の名前くらいは私に決めさせてね。
恭介は犬派?猫派? 私は断然犬派なんだけど、あ、でも、恭介が猫の方が好きだっていうんなら、勿論猫を飼うことにしようよ。
私、犬派は犬派だけれど動物ならなんでも好きだから。だけど一番好きなのは、勿論恭介なんだよ。恭介が私のことを一番好きなように。
そうだ、恭介ってどんな食べ物が好きなの?どうしてそんなことを聞くのかって思うかもしれないけれど、
やだ退院してから私がずっと恭介のお弁当を作ることになるんだから、ていうか明日から一生恭介の口に入るものは全部私が作るんだから。
やっぱり好みは把握しておきたいじゃない。好き嫌いはよくないけれど、でも喜んでほしいって気持ちも本当だもんね。
最初くらいは恭介の好きなメニューで揃えたいって思うんだ。お礼なんていいのよ彼女が彼氏のお弁当を作るなんて当たり前のことなんだから。
でもひとつだけお願い。私「あーん」ってするの、昔から憧れだったんだ。だから恭介、明日のお昼には「あーん」ってさせてね。照れて逃げないでね。
そんなことをされたら私傷ついちゃうもん。きっと立ち直れないわ。ショックで恭介を殺しちゃうかも。なーんて。
それでね恭介、怒らないで聞いてほしいんだけど私、小学生の頃に気になる男の子がいたんだ。
ううん浮気とかじゃないのよ、恭介以外に好きな男の子なんて一人もいないわ。
今から思えばくだらない男だったわ。喋ったこともないし。喋らなくてもよかったと本当に思うわ。
だけどやっぱりこういうことは最初にちゃんと言っておかないと誤解を招くかもしれないじゃない。
そういうのってとても悲しいと思うわ。愛し合う二人が勘違いで喧嘩になっちゃうなんてのはテレビドラマの世界だけで十分よ。
もっとも私と恭介は絶対にその後仲直り出来るに決まってるけど、それでもね。
恭介はどう?今まで好きになった女の子とかいる?いるわけないけども、でも気になった女の子くらいはいるよね。
いてもいいんだよ。全然責めるつもりなんかないもん。確かにちょっとはやだけど我慢するよそれくらい。
だってそれは私と付き合う前の話だもんね?私がいる今となっては他の女子なんて恭介からすればその辺の石ころと何も変わらないに決まってるんだし。
恭介を私なんかが独り占めしちゃうなんて他の女子に申し訳ない気もするんだけどそれは仕方ないよね。
恋愛ってそういうものだもん。恭介が私を選んでくれたんだからそれはもうそういう運命なのよ決まりごとなのよ。
他の女の子のためにも私は幸せにならなくちゃいけないわ。うんでもあまり堅いことは言わず恭介も少しくらいは他の女の子の相手をしてあげてもいいのよ。
だって可哀想だもんね私ばっかり幸せになったら。
恭介もそう思うでしょ?」


13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/08(木) 12:10:04.11 ID:txFY2o8AO
>>12
便乗
「なんちゃってねー。冗談冗談。だってこんなこと、聞くまでもなく知ってるし。あたし達幼なじみだもんね。恭介のことは幼なじみのあたしが誰よりも良く知ってるからね。仁美よりも、まどかよりも、もちろん恭介よりも…ね」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/08(木) 23:05:16.43 ID:zL5sJz7ho
>>7-9
こういうオーソドックスなマミQ見なくなったよな
まあ叛逆での所業見たんじゃ無理もないが
でもこういうの好き
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/10(土) 10:59:52.67 ID:heWKSPUe0
遅くなりましたが、スレ立て乙です

「ほむらの心を救うカギになるのはなぎさ」っちゅう話を作ろうと思った時に思いついた小ネタです
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/10(土) 11:01:05.25 ID:heWKSPUe0

★ほむら、外出中


子供達(……)

なぎさ「あの…」

子供達(ジロリ)

なぎさ「あ…あたし、百恵なぎさです。
    今日からここでお世話になるのです」

子供達(じぃ〜…)

なぎさ(うう…、気まずいのです…)

子供達(じぃ〜…)

なぎさ「あ、そうだ!」

(ポンッ!)

ベベ 「モジョモジョジュベベ?」

子供達(パァァ!)

ベベ 「ムジャマジョ、カマンベール」

子供達「Ou!Mosutelsrut jyudh daskn!」←適当です

ベベ 「ジュベッ、モニャア!」

子供達「Monyaaaaaaah!!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/10(土) 11:01:48.16 ID:heWKSPUe0

★ほむら、帰宅


ほむら「ただいま…」ガチャ

ベベ・子供達「「「ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜」」」ドタドタドタ~

ほむら「な、何よ。ベベと子供達が仲良くなってる!
    まあいいわ、私もあの子達の相手しなくて済むし」

(ほむら、買ってきた本を開く)

ベベ・子供達「「「ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜」」」ドタドタドタ~

ほむら(……)

ベベ・子供達「「「ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜」」」ドタドタドタ~

ほむら(……)

ベベ・子供達「「「ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜」」」ドタドタドタ~

ほむら「もうっ、うるさああ〜〜〜い!!」

ベベ・子供達「モベ?」「「「Suit?」」」


     〜 おわり 〜
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/10(土) 11:48:57.54 ID:Sw4K1GzAO
乙です〜
こういうマスコットキャラ(?)同士がじゃれてる図って和む。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/11(日) 14:19:47.45 ID:YKPhObDT0
レベル:96
武器:左手『エリュシデータ』 右手『ダークリパルサー』

・装備スキル
片手用直剣:1000
二刀流:1000
投剣:967
武器防御:1000
戦闘時回復:944
索敵:1000
追跡:963
隠蔽:1000
暗視:908
限界重量拡張:949
疾走:870
釣り:604

・ソードスキル(スキルスロット:12)
「シングルシュート」:投剣スキルの基本技。投擲用の武器を投げることが出来る

「エンブレイサー」:エクストラスキル<<体術>>のソードスキル。零距離で相手にイエローに輝いた腕で貫き手を繰り出す

「レイジスパイク」:片手剣の基本突進ソードスキル。突進と共にペールブルーの閃光と共に片手の剣で突きを繰り出す

「ソニックリープ」:片手剣上段突進技で、剣に黄緑色の光の帯を引きながら繰り出される

「シャープネイル」:片手剣三連撃ソードスキル。硬直が少なくすぐに次のスキルに移れる

「ヴォーパル・ストライク」:片手剣重単発攻撃ソードスキル。ジェットエンジンのような効果音と共に赤い光芒の演出と共に剣による強力な突きを繰り出す

「ホリゾンタル・スクエア」:片手剣水平四連撃ソードスキル。四回の連続攻撃の後、その正方形の軌跡が、水色の光に輝き拡がりながら消散する

「バーチカル・スクエア」:片手剣垂直四連撃ソードスキル。四回の連続攻撃の後、その面に描かれた正方形の軌跡が、青色と白色の光に輝き拡がりながら消散する

「メテオブレイク」:エキストラスキル<<体術>>と片手剣の複合技。強攻撃を連続で繰り出し、更にこれによって発生する隙をタックルで埋め、さらに強攻撃を繰り出すことが出来る大技

「ダブルサーキュラー」:二刀流突撃技で、右の剣が阻まれても、コンマ1秒遅れで左の剣が敵内部へ襲いかかる。二刀流特有の二段構スキル

「スターバースト・ストリーム」:二刀流上位剣技。連続16回攻撃。二刀流の俊敏さを以って、二刀による剣撃を敵の体に次々と叩き込む。星屑のように煌き飛び散る白光は空間を灼く

「ジ・イクリプス」:二刀流最上位ソードスキル27連撃。吹き上がる太陽のコロナのごとく相手に剣尖が全方位から殺到する
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/16(金) 07:45:47.90 ID:oW6ZEIgo0
投下します
21 :1/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:47:06.77 ID:oW6ZEIgo0
QB「さやか、契約する決意が出来たみたいだね」

さやか「……」

QB「それじゃ」

さやか「……!ちょっと待って」

さやか「あんたと契約する前に、試したい事があるの」

QB「試す?」

さやか「うん」

QB「でも僕と契約する以外に上條恭介を助ける方法なんて」

さやか「……ずっと前に、親戚のおじさんから貰った物があるの」

さやか「それを試したい」

QB「?」

さやか「それでもダメなら、あんたと契約する」ガサゴソ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/16(金) 07:47:43.89 ID:LFdTU/5no
中キチ死ね
23 :2/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:48:20.03 ID:oW6ZEIgo0
〜箱の魔女戦後〜

まどか「ありがとうさやかちゃん…でも今のは…」

さやか「へへへ、まあ何?心境の変化って奴?」

ほむら(……どうなってるの。美樹さやかに魔力を感じない)

ほむら(でもあの圧倒的な力は一体…今までの時間軸とは前々違う)

QB「彼女は契約をしてないよ」

ほむら「え!?」

まどか「QB!」

QB「全く参ったよ。この世にあんな物があるなんて」

まどか「さやかちゃん…どういう事?」

さやか「……」

さやか「私はね―――」
24 :2/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:49:14.18 ID:oW6ZEIgo0
〜路地裏で杏子との闘い〜

杏子「まさかさ。人助けだの正義だの、その手のおちゃらけた冗談かます為にアイツと契約した訳じゃないよね?」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「私はQBと契約なんかしてない」

杏子「はぁ?」

杏子(そういやコイツから魔力を感じられない…極限まで抑え隠してるの?)

さやか「それでも私は、使い魔も魔女も倒す」

杏子「ふーん…でもまあ、アンタみたいに正義ぶってるの見てるとイライラするから」

杏子「いまここで潰しておくわ。覚悟しな、トーシローが」ダダッ
25 :2/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:50:01.90 ID:oW6ZEIgo0
〜〜

杏子「か、体が勝手に…!!」ググッ

杏子「テメエ!一体私に何をした!!」

さやか「他にいう事があるんじゃない?」クイッ

杏子「!!」

さやか「今ここで負けを認めるか、そのまま槍で自害するか」

さやか「どっちがいいの。アンタは」

杏子「……!!」
26 :4/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:50:54.50 ID:oW6ZEIgo0
〜ワルプルギスの夜との闘い〜

ほむら(あれから美樹さやかと佐倉杏子が和解)

ほむら(私達は協力してワルプルギスと闘う事に)

ほむら(しかし…)

〜〜〜

ほむら「私の持てる武器、兵器はもう全て使い切ったわ…それでもまだ……」

ワルプルギス「アーッハハハハハハハ!!」ゴゴゴゴ

杏子「はぁはぁ…強い…」

さやか「でもダメージは確実に受けてるハズだよ。もうすぐだよ!」

杏子「さやか!無事だったか」

さやか「魔法少女と違って私は生身、体はメッチャもろい…」

さやか「相手はワルプルギスだし、流石のさやかちゃんもビビッてたけど…」

さやか「そろそろ覚悟を決めるよ。本気出す!」
27 :5/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:52:51.05 ID:oW6ZEIgo0
さやか「風は強いけど雲も沢山ある…よし!!」ビュンッ

フワッ

杏子「っ!?アイツ飛べるのか!!」

さやか「ここまで来れば良いかな」

さやか「五色糸!!弾糸!!」

ズバッズバッ

ワルプルギス「っ!?」ガクッ

杏子「効いてる!」

さやか「これでトドメだぁぁ!!!」ギュゥゥン

ほむら「あれは…ぶ厚い糸!?」

さやか「オーバーヒート!!!」ビュンッ



杏子「ワルプルギスを倒しやがった…」
28 :7/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:54:28.34 ID:oW6ZEIgo0
〜数週間後〜

恭介「実は今日、腕の調子が悪いんだ。ちゃんと演奏できるかな…」

さやか「大丈夫だよ!恭介ならきっとできる!」

恭介「でも…」

『続いて、上條恭介君の発表です』

さやか「弾けると思い込めば、勝手に体だって動くよ!」

さやか「ほら、自信を持って行ってきな!」ポンッ

恭介「うん……」

パチパチパチパチパチ

さやか「……パラサイト」ボソッ

〜♪〜♪

恭介(弾ける…本当に弾ける…!!)

恭介(さっきまでダメだったのに)

恭介(すごいや…この世には本当に、奇跡も魔法もあるんだね!さやか!!)


さやか「大丈夫だよ恭介。あんたはずっとバイオリンを弾き続ける事が出来る」クイクイッ

さやか「私がいる限りね」

終わり
29 :7/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:55:13.17 ID:oW6ZEIgo0
以上です
元ネタはワンピース

終わりは若干ダーク(?)なオチにした
長編で書くにも微妙な気がしたので、小ネタで終わらせました

それとごめん、カウントは失敗しました…
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/16(金) 08:08:24.97 ID:0GixhUMAo
つまんね
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/16(金) 08:48:25.20 ID:OW9jTIBu0
お仕事前に小ネタ4本供養します。
南無南無…
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/16(金) 08:49:26.57 ID:OW9jTIBu0

QB 「僕達の作り出した干渉遮断フィールドは君のソウルジェムを包んでる。既に限界まで濁りきっていたソウルジェムを、外からの影響力が一切及ばない環境に閉じ込めたとき何が起こるのか? 魔法少女を浄化し、消滅させる力、君達が円環の理と呼んでいる現象から隔離されたとき、ソウルジェムはどうなるのか? 確かに興味深い結果を観察させてもらったよ。独自の法則に支配された閉鎖空間の形成と、外部の犠牲者の誘導、捕獲。これこそまさしく、いつか君が説明してくれた魔女とやらの能力そのものだよね。遮断フィールドに保護されたソウルジェムがまだ砕けていない以上、君は完全な形で魔女に変化でき…」

杏子 「おい、いい加減にしろっ!」

ほむら「さ、佐倉さん! どうしてここが!?」

杏子 「てめえの話はいっつもクソなげえんだよ! イライラする!」

QB 「僕はこれでも簡潔に…」

杏子 「うるせぇ! 3行で説明しろ、3行で!」ジャキッ

QB 「わかったよ。
    1・そこは僕達が調整している。
    2・無意味な堂々巡りに付き合わされた。
    3・最終的な目標については否定しない。
    これでいいかい?」

杏子 「フムフム、なるほど」

ほむら「ぜんっっぜん、わからないよぉ〜〜〜!!」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/16(金) 08:49:38.95 ID:wz4tl+wDO
想像以上に強かったよなあの能力…

てか恭介気づけよww
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/16(金) 08:50:11.07 ID:OW9jTIBu0

― 今日も今日とてキュゥべえは、悩める少女相手に営業中 ―


QB「僕と契約して、魔法少女になってよ。
   その代わり、何でもひとつ願いをかなえてあげるよ」

少女「そう…、なら…私を死なせて…」

QB「そ、それは…」

少女「私はつまらない人間。生きる価値なんてないの…」

QB(うわぁ、これはダメなパターンだわ。何とかして希望を持ってもらわないと)

QB「ねえ、君はまだ若いんだから、結論を出すには早すぎるんじゃないかな。
   自分の本当の価値に気付いていないだけだよ」

少女「ほんと? ほんとにそう思うの?」

QB「そうさ。君に足らないのは価値なんかじゃない、希望だよ。
   希望を持って挑戦すれば、価値は自ずと付いてくる。希望を持って生きてみようよ」

少女「私…そんなこと言われたの初めて。だから…」グスッ

QB「分かってくれて嬉しいよ。じゃあ…」

少女「自分の力を信じてやり直してみるわ。ありがとう、キュゥべえ!」

QB「いや…だから…、何か願いを……」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/16(金) 08:50:54.79 ID:OW9jTIBu0

マミ 「なぎさちゃんが出てきたときのポロロロロ〜ンって、可愛いかったわよ〜」

なぎさ「エヘヘなのです〜」

まどか「いいな〜、わたしも登場SE欲しいな〜」

まどか「えっと、こんなんどうかな?」(シャララララランッ)

  <さすがまどか、乙女ね <こ…これが萌えなのか!

マミ 「私はアダルティなサックスで!」(チャ〜リ〜ラリラ〜)

  <お姉〜さま、セクシ〜! <男子にティロフィナーレなのです

杏子 「重厚なミサ曲ってどうよ?」(グロ〜リ〜ハレルヤ〜)

  <おおっ、戦闘能力高そう! <ラスボスって感じね

さやか「元気印、さやかちゃん登場!」(パンパカパ〜ン!)

  <アハハッ、バカッぽいよ〜 <いよっ、お調子者!

ほむら「なら私は、悪魔っぽく…」(ヒュ〜、ドロドロドロ)

  <キャ〜、怖い〜! <貞子出たぁぁぁ〜!

なぎさ「いや、色々と間違っているのです。だれか突っ込んであげるのです」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/16(金) 08:51:24.26 ID:OW9jTIBu0

さやか「それからさあ、あんた、そのリンゴどうやって手に入れたの?」

杏子 「うっ…」

さやか「言えないんだね。なら、そのリンゴは…」

杏子 「このリンゴは、オラが…」

杏子 「オラが精魂サ込めて作ったリンゴだぁ!」

さやか「ぜ〜ったい、ウソや」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/16(金) 16:47:04.87 ID:S0ORSu/Q0
ワンピース読んでないので解説を頼む
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/22(木) 08:27:29.97 ID:JWDUAVaC0
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/22(木) 20:54:02.87 ID:jqHvAiPu0
だからアタシは好きになったんだ

「これはどこに運べばいいですか?」
「それはリビングの方に頼むよ」

 もうすぐ春休みも終わるぞとカレンダーが告げる中ごろ。 俺は今、ひたすらに荷物を運んでは戻るの作業を繰り返していた。 額には汗がにじみ足にも乳酸が溜まってきている……かれこれ2時間くらいは同じ作業を続けていただろうか。

「これで最後、っと」

 トラックに積まれた最後の荷物を運びきりふかふかのカーペットが敷かれたその場へと崩れ落ちる様に胡坐で座り込む。 額の汗を手で拭い疲労している手足を伸ばしつつそのまま後ろへと倒れ込んだ。 するとコツンと頭の後ろに何かが当たり、見えるはずの天井は見えず代わりに健康的な肌色が見えた。

「お疲れさん」

 そう言いながら指しのばしてきた彼女の手を握り――少し汗の滲んだ柔らかな感触を感じつつ、一気に起き上がる。

「疲れたー……これで終わりだよな?」
「残念でした、自家用車の方に積んである荷物がまだあるんだ。
 まぁそっちの方はアタシとモモの私物が殆どだから自分たちで運べるけど……手伝ってくれるよな?」

 「うへーい」と悲鳴か了解の意か分からない返事をしつつ彼女の横に着いて行く。
 並んで歩いている彼女の名前は佐倉杏子、この教会のシスターだ。 今は茶色のブーツを穿き青色のホットパンツに緑色のパーカーを着て、綺麗な赤色をしたロングの髪の毛をポニーテールで纏めている。 随分とボーイッシュな格好だがツリ目な彼女には大分似合っていた。
 ポニーテールを纏めている黒いリボンは実は俺が贈ったものだ……今更ながらつくづく自分はセンスが無いと思う。 さやかにあげた髪飾りもそうだが飾り気がなさすぎる。 しかし気に入ってる様なので俺としてはそれ以上何も言えなくなってしまったのだが。

「悪いな、引っ越しなんて手伝って貰っちゃってさ」

 そう言いながら杏子は「たはは」と笑い少し頬を人差し指でかく。 つまり、今日の自分は佐倉一家の引っ越しを手伝っている日雇いのあんちゃんなのだ。

「いつもお世話になってるしな、力になれるなら手を貸すよ――よっと」

 自家用車の荷台からダンボールを引っ張り出す。 これは大分軽いようなのでもう一つ持てるだろうと思い二つの段ボールを自分の胸の前まで持ってきて両手で運んでいく。

「さっすが男の子、アタシの分まで頑張ってくれよな!」
「いやいや、杏子も運んでくれよ」

 軽口を叩きつつ二人で杏子の部屋へと私物を運び込む。
 先ほど彼女の事をシスターと言ったが、シスターと言うからには勿論教会がある。 先ほどから荷物を運んでいるのは教会横にある神父さん一家の新しい家なのだ。 家族構成は神父さんに奥さん、姉の杏子に妹のモモの四人家族である。
 運んでいる最中視線を逸らせば横にはすぐ真新しいが、こじんまりした教会が見える。 前の教会は古くなってしまってかなり老朽化したので場所を移して建て替えたのだが――前の教会に比べれば敷地面積は大分狭くなっていることだろう、半分以下だ。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/22(木) 20:54:42.27 ID:jqHvAiPu0

「ここから、新しく始まるんだ」

 教会を眺めていると横にいた杏子がボソッと、しかし透き通った声で呟いた。

「……そうだな」

 基本的にカトリックやプロテスタントでは妻帯を許されていない事からも分かると思うが、佐倉神父はカトリックとプロテスタントの中間的な教派である聖公会(アングリカン・チャーチ)の神父だった。 ただ《元は》という言葉が接頭に付くのだけれど。
 何故なら佐倉神父は聖公会からも破門されているのだ、理由は聖書の教えにない事まで説き始めたからである。 どうしてそんな事を始めたのかは他人である俺には分からない、しかし結果として信仰者は激減どころかほぼゼロになってしまった。
 一時期はお布施も無く辛うじて貯蓄で生きているような生活だったそうだが、今では持ち直し小さいとはいえ新しい教会を建てられるほどの信仰を再び得る事に成功している。
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/22(木) 21:22:58.53 ID:3/6D2x9do
>>39-40
しね
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/23(金) 21:35:36.34 ID:D+lRyZ9m0
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