過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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601: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/25(木) 23:41:18.01 ID:IBUOjwEUo
>>600

【 ────、霧崎が出て行くまで、彼は口元を閉じている、それはまるで沈黙こそ正解だと言いたげに】
【その背中が見えなくなって、それからもうしばらく、──── 無呼吸で潜水をする感触に似ていた】
【そうして、大きく、──── 肺の底から入れ替える様に深く、息を吐くだろう】
以下略



602:霧崎 ◆KP.vGoiAyM[sage saga]
2018/10/26(金) 00:03:08.09 ID:zo8d34Gj0
>>601

【会長が決めたことに異議を唱えるものは居ない。誰もがその意思決定がくだされた瞬間に行動する】
【裏の世界特有の強引さで多少のトラブルも解決してしまう。スムーズにことは今後、進んでいくことだろう】

以下略



603: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/26(金) 00:09:02.96 ID:E87c3u2Mo
>>602

【──── 鋭い眼光であった、射貫く様な、とはこの為にある表現だと思ってしまう程に】
【黒鉄は身震いする、暴力に恐れは感じない、──── 彼が感じ取ったのは別であった】
【それは "忠誠" これほどまでに鍛え抜かれた男達が置く、全幅の信頼】
以下略



604: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/26(金) 00:21:53.76 ID:E87c3u2Mo


   【──── その場所は 『水の国』 の一等地にあった】


以下略



605: ◆1miRGmvwjU[saga sage]
2018/10/26(金) 00:48:10.31 ID:iOCbCrj80
>>604

【 ─── 上等な黒いビジネススーツに身を包み、淡い紺色のネクタイを締めたその男は、クルミの杖をついて現れる。】
【壮年の男であった。色素の抜けかけた黒髪をオールバックに撫で付け、余りを結んで背中に垂らしていた】
【気の抜けたように垂れる目尻をしていた。それは微笑であるようにも見て取れた。ただ焦茶色の双眸ばかり、酷く炯炯としていた】
以下略



606: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/26(金) 01:02:22.41 ID:E87c3u2Mo
>>605

【────、曰く "女狐"、曰く "魔女"、──── 聞く噂は悪辣に次ぐ悪辣、多くはデマや噂の範疇は超えないが】
【少女にも見えるその横顔、その年齢で "議員" である事そのものが、その存在の不気味さをかき立てる】
【前 "与党法務部長" ヨハネス=ロトゥノカイトが退任したのも、一説によると彼女の手腕であるとの事であったが】
以下略



607: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/10/26(金) 20:39:17.63 ID:He2YXqOA0
>>606

【老いたるダークブラウンの瞳孔に映り込んで、尚も儚げな乙女の実存。それでいて宿すのは、偏なフラジャイルのみならず】
【己れの持つ強かさと愛らしさを、十全に理解している人間の声音。 ─── 返されゆく言葉に、無精髭の顎先が小さな首肯を返す】
【成るほど高潔であると後藤は理解した。少なくともノヴレス・オブリージュの何たるかを解す女性であると認識した。然らば】
以下略



608: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/26(金) 21:17:32.20 ID:E87c3u2Mo
>>607

【徐に伸ばされた指先が虚をなぞる、暗示的なその所作に、形而上の思いを携えて、然るに濡れる】
【口元へと軽く終止符を、止めどなく流るる時に嫌われて、その美貌を久遠のものにしようと】
【──── 彼女は唇の端を微かに上げる、淑女の摘むスカートの裾程に、瀟洒な装いで】
以下略



609: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/10/26(金) 23:09:42.15 ID:iOCbCrj80
>>608

【「或いは心身二元論への反駁にも成るのでしょうかね。」 ── 人体は自ら発条を巻く機械であり、永久運動の生きた見本である】
【然して今や精神にのみ実在を得る虚神たちにとって、新たなる親和/神話によって得た肉体とは、如何許りの影響を与えたのか】
【語られる通り最早それは不可知であった。 ─── 仮説なき確かな事実は、嵯峨野鳴海を彼らは敵と見ているのだという害意。】
以下略



610: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/26(金) 23:25:34.74 ID:E87c3u2Mo
>>609

【イスラフィールは暫し、その書物について語るゴトウの姿を見ていた、辿る言葉は概ね真実を辿り】
【けれども所々に裏返しがあった、現実に沿って歩いていた筈が、いつの間にか虚構へと迷い着く様に】
【──── 何もおかしな事はない、ただメビウスの輪の如く、その二つが捻れて存在していただけだから】
以下略



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