過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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529: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2018/10/18(木) 21:46:15.16 ID:zR39dz4v0
>>528

――――――――――、

【ざり、と靴音が鳴った。底を擦り付けるような無粋な音色。おそらくは後ずさりでもしたのだろう】
以下略



530: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/18(木) 21:55:11.63 ID:O/Bsn0vio
>>529

【──── "カチリ" と音が鳴った、歯と歯を噛み合わせる、乾いた音】
【それは世界に存在している様で、自分の内世界にしか存在しないような音色で】
【耳の奥の奥の奥、鼓膜の裏にこびり付いた名残みたいに響き渡るだろう】
以下略



531: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/18(木) 22:02:16.88 ID:O/Bsn0vio
【 水の国、噴水広場にて──── 】

【涼しさを増した夜の憧憬、辿る日々の不確かさとは裏腹に、日に日に世界は移ろいを変えて】
【時に人は曖昧さを好む様に、時折のわびしさすらも良いアクセントだと、そう取ってしまうのだろうか】
【彼女は近くのベンチに腰掛けて、人通りの少ない広場を眺めて、そして──── 】
以下略



532: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2018/10/18(木) 22:07:08.62 ID:zR39dz4v0
>>530

――――――――――ッ!

【冷たい感覚。した時点でほとんど無意識に後退って、息を呑む。けれどそれも少し遅かった】
以下略



533: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/18(木) 22:17:16.25 ID:O/Bsn0vio
>>532

【────、少女の表情が変わった、乳白色の水面に、僅かな赤い飛沫を浸らせた様に】
【波紋と共に広がる風情、端正な顔立ちに映すのは戸惑い、そして直ぐさま元の瀟洒な表情へ】
【少なくとも彼女は "咀嚼" するのだと、漠然と伝わるだろうか】
以下略



534: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2018/10/18(木) 22:29:36.96 ID:zR39dz4v0
>>533

いやいやいや言っといたジャン「混ぜ物」だって!
おれがヒト喰うバケモノだったとしてもおれだけは喰わねーって自信あるもん、
そんくらい――――何が混ざってンのか、自分でもよくわかってねーんだって!
以下略



535:名無しのパー速民[sage saga]
2018/10/18(木) 22:32:35.69 ID:aFNYd7jt0
>>531

【しんとした夜だった、風はいくらも冷たくなって、それでも昼間の日差しはそれなり以上に暖かだから、着るものに悩む頃合い】
【空を見上げれば曖昧な形の月のうんと近くで真っ赤な星が一つ寄り添っている、――それなら、近づいてくる足取りの奇妙さも、或いは赦される気がして】

以下略



536: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/18(木) 22:37:34.89 ID:O/Bsn0vio
>>534

【──── 扇がたゆたう、長い袂がひらりと揺れ、溜息の様に枝垂れると】
【パチンと閉じて、音を響かせる、幼子に与える折檻の如き痛烈さで】

以下略



537: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/18(木) 22:44:21.00 ID:O/Bsn0vio
>>535

【──── ならば静かな夜であった、彼女は言葉につられて視線を見上げた】
【そうしてベンチに座る貴方を視線で追って、大きな瞳をぱちくり、呼吸する様に瞬きして】
【ぽん、と軽く音が響きそうなぐらい、軽く叩いた手が親しげな音色を響かせる】
以下略



538: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2018/10/18(木) 22:48:58.99 ID:zR39dz4v0
>>536

――――――――草はさすがに――ねえかなあ――――ッ!!

【めきめきめきめき。音を立てて生えてくるのは巨大な「百足」であった。重厚な黒い甲殻に】
以下略



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