過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/18(木) 22:44:21.00 ID:O/Bsn0vio
>>535
【──── ならば静かな夜であった、彼女は言葉につられて視線を見上げた】
【そうしてベンチに座る貴方を視線で追って、大きな瞳をぱちくり、呼吸する様に瞬きして】
【ぽん、と軽く音が響きそうなぐらい、軽く叩いた手が親しげな音色を響かせる】
構いませんわ、そんな邪魔だなんて思うわけありませんの、私も一人で退屈してらして
けれども聞き捨てなりません話ですわ、貴方様の様な年頃の娘を追い出すだなんて
宜しければ詳しくお聞かせ下さいまし、私で良ければ力になりますの
【思っている以上の距離感で彼女は言葉を紡いだ、貴き言葉の運びは深窓の令嬢を思わせ】
【やや強引に片方の端へと本の山を寄せると、いそいそと貴女の側へと近づいてくる】
【脚を怪我されたの? といって白い手袋に包まれた手を伸ばして、顔を近づけた】
あぁ、ご心配なく、私こう見えても "議員" ですの、水の国で働く一端の
ですからそれなりに社会的な地位もあって──── むっ、しかしこの言い方はあまり良くありませんこと
何だか手込めにする悪い狼さんを想起させますわ、えっと、────
──── ふふ、兎に角安心してくださいまし、悪い人ではありませんから
イスラフィールと申します、貴方様のお名前は?
【そう言って彼女は、貴女の右足へ視線を送る、──── その怪我の具合を確かめるみたいに】
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