過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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324:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/17(金) 00:53:56.21 ID:qnSDtIfd0
【――――それはひどく深夜の時刻であった、草木も寝こけて寝言を漏らす、ならば虫の音風の音は世界の立てる寝息のように】
【だったらきっとどこか遠くから聞こえる電車の音は世界の鼓動に相違ないはずであった、だから"それ"は世界に紛れ込む唯一の違和感】
【あんまり音質の良くない警察無線。今宵は平和な夜であるらしい、何か大きな出来事を予感させる言葉は無いに等しく、それでもちらほらと犯罪の気配】
【しかしてそれでもそれらは違和感たり得なかった、――――だって限りなく常と変わりないから。だのに、混じりこむ瞬間に、何の特別な演出なんて、あるはずない】

以下略



325:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/17(金) 00:54:10.23 ID:qnSDtIfd0
>>324

…………アリアさん、遅いよ。

【――――――――祭祀場】
以下略



326:ミサ=ソレムニス ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/17(金) 01:01:23.04 ID:MWVgoCm6o
>>323

【ミサは立ちつくす、眼前に立つ女性と真っ直ぐに相対しながら】
【──── 現時点では彼女がやや優位に立っていた、けれども決定的な差では無く】
【狂信者であれば、それは考慮するべき事態ではなかった、故に】
以下略



327:白桜 ◆zqsKQfmTy2[sage saga]
2018/08/17(金) 01:05:37.94 ID:MEzuzhltO
>>322

【思い描く未来。血の繋がりが無かったとしても魂で繋がった家族との団欒】
【そして家族の一員としての花見。それはきっと白桜が失ってしまった大事なものの一つだったから】
【そのように夢想していた風景は数あって。今はそこに文月という厳しくも優しい姉が不可欠である】
以下略



328:?????? ◆auPC5auEAk[saga sage]
2018/08/17(金) 21:14:31.91 ID:sn7z0i1H0
【――――世界は、絶えず時の流れと共に移り変わっていき、今を生きる人の数だけ、物語もまた時の流れと共に紡がれていく】
【今を生きる人の数だけ紡がれる、幾百億編の物語――――】



以下略



329: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/08/17(金) 22:04:11.53 ID:5v9jrJ9u0
>>328


【公園の隅に澱んだ宵闇より、音もなく現れ出るのは一人の女。 ─── 然して、女にしては酷い長身であった。】
【白雪のような銀色の長髪。少しばかり涼やかになったとしても、未だ暑く湿ったままの大気にあって、黒いスーツとロングコートに身を包む。】
以下略



330:?????? ◆auPC5auEAk[saga sage]
2018/08/17(金) 22:27:25.38 ID:sn7z0i1H0
>>329

――――畜生、畜生…………ッ――――――――ぁ、ぅ、うるせぇ…………ッ

【熱病に冒されたように力なく漏れ出るため息と共に、何らかの、憤懣やるかたない思いが乗せられていると思しき呟きが、弱々しく涙を伴って吐き出される】
以下略



331: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/08/17(金) 22:47:43.28 ID:YRqOHQmj0
>>330

【女は酒も煙草も遣る人種ではあったが、 ─── 薬ばかりは、ついぞ試したことがなかった。】
【無論ながら嘗ては軍人ではあったし、依存性のある鎮痛剤を投与された経験がない訳ではなかったが、】
【 ─── 自ら進んで個人的な快楽の為に喫用した記憶はない。多幸感など所詮は神経細胞の見せる幻想でしかないという認識も、無かったとは言えない】
以下略



332:?????? ◆auPC5auEAk[saga sage]
2018/08/17(金) 23:06:19.79 ID:sn7z0i1H0
>>331

――――考えてみりゃ、当たり前の事だよな…………そんな認識、持ってて当たり前だったんだ……
今は、どこで誰が死のうとも、おかしくもなんともないって事、自分の周りだけ、当てはまらないなんて、変だろうよ……!
分かってた、はずだったってのに…………!
以下略



333: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/08/17(金) 23:27:55.43 ID:YRqOHQmj0
>>332

【怒髪天を突くのであればそうすればいいと思っていた。 ─── そうでなくては錯綜した感情の始末など付かなかった。】
【殴り合いの喧嘩に遅れを取るつもりもなかった。殴り伏せた後で怒鳴りつけてやれば、冷静にならぬ人間はいない。軍属であった頃に学んだ経験のひとつ。】
【 ──── 然して、続く男の言葉に、幽かに女は表情を変えた。隻眼を見開き、口許が結ばれた。それは一刹那のことであったが、 ─── 元に戻った顔貌は、単なる打算のみに無い色を宿している。】
以下略



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