映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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13:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:17:07.82 ID:e+s7r/2n0

だから、その子が研究会にやってきた時は流石に驚いたな。
どこから連れてきたんだよって思わず言いそうになってたくらいだ。

ヒツジと呼ばれた女の子は皆に礼儀正しく挨拶をしていた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:19:36.99 ID:e+s7r/2n0

撮影は脚本を用意してから少し経ってからスタートし始めた。
カメラもキャストも準備が整えばわりとスムーズに進むらしい。

舞台をわざわざ大学にしたのも移動が面倒臭かったからだ。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:21:31.27 ID:e+s7r/2n0

「何か用?」と俺は言った。

「はい。映画の内容のことで質問があって」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:22:38.57 ID:e+s7r/2n0

ヒツジは俺の隣に座ると、両手に握りしめた台本をじっと見つめていた。

「これって私をモデルにされているんですか」

以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:24:06.88 ID:e+s7r/2n0

「悪かったとは思ってるよ」

「え?」彼女は首を傾げていた。

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:25:39.53 ID:e+s7r/2n0

「どうして映画の誘いを受けたんだ?」
そう尋ねた矢先に、そろそろ撮影を再開すると
誰かの声が聞こえてきた。

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:27:13.32 ID:e+s7r/2n0

「だから素直に嬉しかったんです。はじめはもちろん驚きましたけどね」

ヒツジはこの春に大学に進学をしたが
人見知りな性格のためかあまり環境に馴染めずにいたらしい。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:35:30.86 ID:e+s7r/2n0

「それなら私も頑張れそうです」
彼女はそう言ってベンチから立ち上がった。

「そろそろ戻ります。お話し聞かせてくれてありがとうございました」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:36:12.29 ID:e+s7r/2n0

それから、意外にも撮影はトラブルなく順調に進んでいった。

ヒツジは初めこそ演技に慣れてはいなかったが
少しずつセリフを飛ばすことも減っていった。
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:39:00.88 ID:e+s7r/2n0


その日は、空き教室に俺と彼女だけが残っていた
ちょうど撮影も終わりを迎えようとしていた頃のことだ。

以下略 AAS



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