映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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14:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:19:36.99 ID:e+s7r/2n0

撮影は脚本を用意してから少し経ってからスタートし始めた。
カメラもキャストも準備が整えばわりとスムーズに進むらしい。

舞台をわざわざ大学にしたのも移動が面倒臭かったからだ。
もっとも、俺がやる仕事はほとんど終わっていたんだけどな。

「ちょっといいですか?」

近くのベンチから撮影を眺めていると声をかけられた。
振り返ると、ヒツジが立っていた。

彼女と話すのはこれが初めてのことだった。




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