15: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/10(土) 23:56:26.62 ID:svUFStVM0
パピヨン「――やっほ、どう?元気してた?」
マンティ「ぱ、パピヨン、さん……!こ、こんにちは……!」
病室の扉を開けて、ベッドに横たわるマンティに手をひらひらと振って挨拶をする。アタシを見てゆっくりと上半身を起こそうとするのをちょっと止めて、近くの椅子に腰を掛ける。
16: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/10(土) 23:57:43.36 ID:svUFStVM0
マンティ「では、頑張ってくださいね――テレビで見ていますよ。貴女が、世界で一番になる瞬間を。そして待っていてください、すぐに……追いつきますから」
パピヨン「ほ、ほぉ。まあ、そういう約束だからね、うん……頑張ってくるよ、だから期待して待っててよ」
期待して待っててよ。この言葉に、マンティはなんだかとても嬉しそうにしながら笑うと。右手で握りこぶしを作って、こちらに向ける。
17: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/11(日) 00:04:35.05 ID:bU5nHJzA0
すみません、土曜日にやる予定でしたがちょっとこれだけです。お疲れさまでした。
次ゴールデンシャヒーン。行きましょうやりましょう。
18:名無しNIPPER[sage]
2024/08/11(日) 01:38:26.22 ID:GmECsmLBo
行くぜやるぜ
しっとりマンティももっとやろう!
おつ
19: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/12(月) 19:07:31.56 ID:92/7nx8r0
『……』
様々な人やウマ娘に見送られながら、【貴方】とパピヨンはドバイへと旅立った。長い長いフライトの間、【貴方】はドバイでのレースに思いを馳せたが、中々思考がまとまらない。
……【貴方】は飛行機に乗るのがこれが初めてだった。学生時代の修学旅行などはすべて新幹線で行ける範囲内で、友人との旅行なんてのもするタイプではなかった。
20: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/12(月) 19:08:35.89 ID:92/7nx8r0
――――ドバイ、メイダンレース場。控室。
『……どうだ、コンディションのほうは』
控室でパピヨンに言葉をかける。
21: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/12(月) 19:09:14.49 ID:92/7nx8r0
パピヨン「それにしても、ついにこんなところまで来ちゃったね。昔のアタシが聞けば嘘だって信じてもらえないだろうね。アタシが海外のG1で走ろうとしてるなんて」
『ああ、そうかもな』
パピヨン「……でも昔のお兄さんなら信じてくれるよね。未来のアタシが、海外のG1で走ってるよって言っても――」
22: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/12(月) 19:11:07.03 ID:92/7nx8r0
パピヨン「――――」
――空気がピリピリとしている。これがドバイのG1レース、かぁ。
右を見ても左を見ても歴戦のダートウマ娘がいて、アウェーのこの空気でアタシが走る――人気もだいぶ低いし、殆どの人から期待もされていない。
23: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/12(月) 19:11:36.96 ID:92/7nx8r0
G1ドバイゴールデンシャヒーン。結果は:コンマ直下
1 全部全部背負って。駆け抜けて――
2-5 有無を言わせぬその一着は。
24:名無しNIPPER[sage]
2024/08/12(月) 19:45:12.14 ID:47O6aScMo
届け!!!!
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