22: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/12(月) 19:11:07.03 ID:92/7nx8r0
パピヨン「――――」
――空気がピリピリとしている。これがドバイのG1レース、かぁ。
右を見ても左を見ても歴戦のダートウマ娘がいて、アウェーのこの空気でアタシが走る――人気もだいぶ低いし、殆どの人から期待もされていない。
パピヨン「っふぅうううう……よし」
お兄さんは言った、楽しんで来いって。常識的に考えて、こんな時に楽しんで走れるわけなくない?緊張がどっか行ったなんて言ったけど、やっぱりちょっと緊張はするし、ドキドキもする。
――けど、それもこれも全部アタシが抱えて走る――それって。きっと。
パピヨン(――――楽しいだろうなぁ)
どうしよ、頭がおかしくなっちゃったのかもしれない。ライバルとの約束とかもあるのに、どうしてこんなにうずうずしてワクワクして、ドキドキして……心が昂っちゃってるんだろう。
パピヨン「――――さぁて」
――すべてのウマ娘がゲートイン完了――出走準備整いました――――。
パピヨン「――――ドバイの皆の度肝抜いてやるから、覚悟しといてよ」
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