132: ◆1hbXi1IU5A[sage]
2022/12/07(水) 23:21:11.86 ID:sQ22x4PF0
菜々さんと再会し、どれくらい時間が過ぎただろう。
着実に仕事も増えてきたし、ファンクラブ会員数も順調に伸びている。
133: ◆1hbXi1IU5A[sage]
2022/12/07(水) 23:21:41.59 ID:sQ22x4PF0
それとも、とうに恋ではなくなっていたのだろうか。
134: ◆1hbXi1IU5A[sage]
2022/12/07(水) 23:22:23.80 ID:sQ22x4PF0
「その子が好きだったんでしょー?」
菜々さんをスカウトする少し前、担当アイドルである川島瑞樹さんと片桐早苗さんと3人で飲みに行った時、早苗さんからあっけらかんと言われたことがあった。
135: ◆1hbXi1IU5A[sage]
2022/12/07(水) 23:22:56.17 ID:sQ22x4PF0
その時は不思議な問いだと思ったものだ。
だけど再び出会ったあの夜、胸を打ったのは再会の喜びではなく、寂れたステージに飛び込んできた菜々さんの、変わらない笑顔。
136: ◆1hbXi1IU5A[sage]
2022/12/07(水) 23:23:25.75 ID:sQ22x4PF0
コンッ……コンッ……
137: ◆1hbXi1IU5A[sage]
2022/12/07(水) 23:23:55.84 ID:sQ22x4PF0
物思いに耽っていると、誰かが車の窓を叩いていた。
「菜々さん……」
138: ◆1hbXi1IU5A[sage]
2022/12/07(水) 23:24:30.62 ID:sQ22x4PF0
「あぁ〜懐かしいですねぇ〜」
海岸線を車で走っていると、菜々さんは感慨深げに呟いた。
139: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/07(水) 23:25:54.85 ID:sQ22x4PF0
すみません。トリップを付け間違えていました。
◆1hbXi1IU5Aは僕です。
140: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/07(水) 23:26:42.85 ID:sQ22x4PF0
「……小さい頃の菜々さんは、海を眺めて何を思ってたんですか?」
「えへへ……」
141: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/07(水) 23:27:17.71 ID:sQ22x4PF0
「……小さい頃の菜々さんは、海を眺めて何を思ってたんですか?」
「えへへ……」
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