38: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:51:52.21 ID:vGK5oIj1O
幸運:
超長期間のコールドスリープは前例がない。
未来で無事に目を覚ませる絶対の保証もない。
幸運の能力は、有事回避の確率向上を期待できる。
39: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:52:53.35 ID:vGK5oIj1O
守護:
本来、この能力は能力を持つ本人に対して発動する。
後述する対象変更を用いてマシンへ付与することで、有事への防衛を期待できる。
隠蔽:
40: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:54:49.21 ID:vGK5oIj1O
「私たちの能力が含まれてる?」
「うん。お姉さまの能力は、ソウルジェムを治せるくらい強力だからね」
「他の魔法少女の能力も、マシン開発に必須となると考えているんだ。
ただ、全員の協力が得られるとは限らないし、僕たちの能力の解釈が
間違っていたら考え直さないといけない」
41: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:56:28.68 ID:vGK5oIj1O
「考えてみたんだけど、マシンの開発を伏せたまま相談するのは、難しいと思うんだ。
どうして能力が必要になるか問われたら、どう答えたらいいか分からないよ」
「……やっぱり、そうだよにゃー。この前の会合で、時期が来るまで伏せておくって
言ったけど、誤魔化そうとしたら、却って失敗しちゃいそうだよ」
「…………仕方ない」
42: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:57:47.21 ID:vGK5oIj1O
灯花とねむに相談を終えると、いろはは電波望遠鏡を後にした。
里見メディカルセンターへ向かうと、最寄りの駅が終点のバスに乗車する。
バスに揺られている間、いろはは今後について一人思案を巡らせた。
ここ数日間で得た情報を整理し、それを基に優先順位を組み立てる。
43: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:58:35.77 ID:vGK5oIj1O
本日はここまで。続きは明日以降に。
44: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/27(水) 22:33:15.24 ID:1bYMbS4jO
>>42からの続き
『灯花から話は聞いています。今週の休日、一日空けておきますよ』
「助かります、みふゆさん」
『魔法少女との交渉を予定していると聞いていますが、もう少しお話を聞かせて下さい』
45: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/27(水) 22:35:24.79 ID:1bYMbS4jO
『やっちゃんとお話ししたいのですが、代わってもらっていいですか?』
「はい。それで、提案とは?」
『あの、ですから、やっちゃんと代わってもらえますか?』
「あ、はい…分かりました…」
46: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/27(水) 22:37:01.56 ID:1bYMbS4jO
「みふゆと二葉さんは母校が一緒だから、共通の会話を見出せると思ったのよ」
「私の知らない、みふゆさん在籍時の水名のこと、聞けるかもしれませんね」
その後、その日の成果について、いろはとやちよは報告し合ったが、
進展するのはこれからという現状確認に留まった。
47: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/27(水) 22:38:53.31 ID:1bYMbS4jO
「システムのことは、灯花ちゃんとねむちゃんに頼るしかないと思う。
私たちは、システムが広がった前提ですけど、W計画をどう進めるかを
考える方向で話ができればと思います」
「いろはの言う通りよ。私たちではシステムを広げる方法は思いつかない。
小さなキュウべぇを里見さんたちに預けるのは、チームをみかづき荘を
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