40: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:54:49.21 ID:vGK5oIj1O
「私たちの能力が含まれてる?」
「うん。お姉さまの能力は、ソウルジェムを治せるくらい強力だからね」
「他の魔法少女の能力も、マシン開発に必須となると考えているんだ。
ただ、全員の協力が得られるとは限らないし、僕たちの能力の解釈が
間違っていたら考え直さないといけない」
「私は構わないよ。やちよさんと鶴乃さんは、多分協力してくれると思う。
あとは他の魔法少女が協力してくれるといいんだけど、七支刀の素材は
静香ちゃんと相談しないと難しそう」
「協力を得られなかった時も、別の方法を考えるしかないね。これは、
あくまでも素案でしかない。変更が加わることを前提としているよ」
「これだけみると、マシン開発は決定しているように見えるね」
「まだ決定はしていないよ。万が一への備えとして用意しているだけだ。
W−3は実行に移さなくても済むのなら、それに越したことはない。
現在でアリナを発見さえできればだけど……」
アリナは依然行方不明。鏡の魔女結界は、記憶を読み取られる問題がある。
その対策もまだ立てられていないため、現状、調査に入ることができない。
日を改めて行われる、織莉子を交えた会合で上る議題は二つ。
一つはアリナ発見の方法、もう一つは鏡の魔女の記憶読み取り対策。
会合の結果次第で、W−3を実行に移すか否かが決まる。
アリナ発見の方法に結論が出るまでは、ねむは準備をするだけと言ったが、
アリナ発見に至らなかった場合、W−3を実行に移す可能性が濃厚だった。
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