47: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/27(水) 22:38:53.31 ID:1bYMbS4jO
「システムのことは、灯花ちゃんとねむちゃんに頼るしかないと思う。
私たちは、システムが広がった前提ですけど、W計画をどう進めるかを
考える方向で話ができればと思います」
「いろはの言う通りよ。私たちではシステムを広げる方法は思いつかない。
小さなキュウべぇを里見さんたちに預けるのは、チームをみかづき荘を
代表して許可するわ」
やちよ以外のみかづき荘の住人も、小さいキュウべぇの貸与に同意し、話はW計画に移った。
「それで、計画のことだけど、W−3にあるコールドスリープマシンの件。
開発はもう内々定してると思う。私は開発に協力するわ」
「私も開発に協力するよ。誰が未来に送られるかは、まだ分からないけど」
「やちよと鶴乃はいいみてーだけど、他のやつらは協力してくれるのか?」
「時期が来てないからは話はできませんし、協力してもらえるといいんですけど……」
「お姉ちゃん。W−3…マシンの開発で交渉するのは、まだ先なの?」
「うん。まずは魔女殲滅が優先だから、そっちが落ち着いてからだって」
「魔女殲滅…国内の方はW−1って呼べばいいんだっけ。計画を進めるうえで、
ウワサ調査の時のデータファイルが、再び役に立つかもしれないわ」
「ファイルの中に、インタビュー相手と相手の出身地の記録があるんだよね」
「怖いねーちゃんが見つかれば、マシンは作らなくていいんだろ」
「アリナのことは、織莉子さんの調査がうまくいけば、今後の負担も変わりますね」
「お姉ちゃん、織莉子さんとは、あれからどうなってるの?」
「アリナさんの件で、調査の進捗を連絡してくれてるよ。アリナさんが通ってる
栄総合学園の生徒に、キリカさんが接触してるんだって。他にも実家や学校、
美術館とか、国内や海外で旅行に行った場所とかもあたってるそうです」
「織莉子さん、海外まで探しに行ってくれてるの!?」
「アリナさんが行ったことがある場所は、現地に知り合いがいたらしくて、
その方を通じて情報をもらったそうです」
「そこまでしてくれてたなんて……」
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