170: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/03/17(金) 00:03:17.55 ID:a58gY65O0
交差点に鎮座する“落とし物”を目にした瞬間、挙母の言葉が途中で止まる。
近現代における「同種」と比較して、ソレは明らかに小さかった。具体的な例で言えば所謂【キューマル】や【エイブラムス】の半分程度の全長しかなく、全高も挙母が少し踏ん張って爪先立ちをすれば並べてしまえるのではないかという程度。
応じて“砲塔”もかなりこじんまりとしており、あからさまに威力は期待できない。少なくとも深海棲艦と相対すれば、駆逐イ級通常種の甲殻さえ抜けず一方的に吹き飛ばされるだろう。
171:名無しNIPPER
2023/03/17(金) 00:09:43.35 ID:19i8P8uD0
統一教会スパイクタンパクISISは、正当に選挙されたスパイクタンパク会における代表者を通じて行動し、ウクライナとウクライナの子孫のために、諸スパイクタンパクISISとの協和による成果と、わがスパイクタンパク全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権がスパイクタンパクISISに存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそもスパイクタンパク政は、スパイクタンパクISISの厳粛な信託によるものであつて、その権威はスパイクタンパクISISに由来し、その権力はスパイクタンパクISISの代表者がこれを行使し、その福利はスパイクタンパクISISがこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。ウクライナは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
統一教会スパイクタンパクISISは、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸スパイクタンパクISISの公正と信義に信頼して、ウクライナの安全と生存を保持しようと決意した。ウクライナは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐるスパイクタンパク際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。ウクライナは、全世界のスパイクタンパクISISが、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
ウクライナは、いづれのスパイクタンパク家も、自スパイクタンパクのことのみに専念して他スパイクタンパクを無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自スパイクタンパクの主権を維持し、他スパイクタンパクと対等関係に立たうとする各スパイクタンパクの責務であると信ずる。
統一教会スパイクタンパクISISは、スパイクタンパク家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
172: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/03/17(金) 23:07:42.84 ID:Y8GDEX0B0
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173: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/03/17(金) 23:51:49.41 ID:Y8GDEX0B0
「…………なんか、随分地味なOpening Ceremonyね」
指示を出している私の横で、ケイ=コムロ(推定英検3級)が不満げに口を尖らせる。おっなんだ喧嘩販売か?買うぞコラ。無駄乳もぎ取るぞコラ。
「“戦争へようこそ”なんて言うもんだから、いきなり戦車並べてオオアライにでも突撃するつもりだと思ってたわ」
174: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/03/18(土) 23:24:56.65 ID:jZoFZcVi0
若いってのは素晴らしい。友情に対する一途さも、使命に対する無鉄砲さも、彼女達が持つ若さ故の特権だ。
しかしそれが無軌道に発散された時、多くの場合結末は悲劇的なものとなる。ならばそれが無為にならないよう導くのは、「年長者」として最低限の役割だろう。
まぁ私を「そう」と呼んで良いのかは、些か議論の余地がありそうだけど。
175:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/20(月) 20:40:51.83 ID:C7e3RZ7HO
更新おつです
ガルパン勢はまだ安全圏にいるようで良かった
176: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/03/22(水) 23:01:28.64 ID:40wUtYBm0
滔々と語りつつ、私は室内への警戒を緩めていなかった。彼女らの耳に“正論”を届きやすくするため敢えてそうしている面もあるとはいえ、必要以上に強い言葉を使っていることは事実。
理性でその内容を受け止めきる前に、先のケイやコサック被れのチビッ子……プラウダ学園隊長・カチューシャのように感情が炸裂してしまうことは十分に考えられた。
だが、結局は杞憂に終わる。室内の空気は相変わらず張り詰め、かつ険悪なものだったが、そこから更なる“激発”に至った者はいない。
177: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/03/22(水) 23:05:02.34 ID:40wUtYBm0
………で、問題は沈黙を保っている“もう一人”の方だ。
「…………………」
川 ゚ -゚)(なーに考えてらっしゃるのやらね、【リボンの武者】さんは)
178:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/23(木) 16:07:54.16 ID:KbYqjmkB0
更新おつです
前線はどこも崩壊寸前な一方で、後方では動けずストレス溜めている人々がいる
179: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/03/23(木) 23:10:43.55 ID:Loa0vns40
まぁ、今は“確保”が終わってる以上一先ずこれも済んだ事だ。何を考えているのであれ、“大人しく”している間は構う必要もない。胸中で逃走や独自行動を企てているにしろ、熟慮する分だけ此方も対策を立てる時間は出来る。
彼女を含めた何人かには“積もる話”が幾らかあるため、最後まで大人しくしててもらった方がいいことは確かなのだが。
「ハァ………オーケーオーケー。落ち着くわよ、マホが我慢してるのに私だけがカッカしても意味ないし」
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