2:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:07:53.94 ID:QiwimL520
にちか「……っっ、ははっ! よーし、もう1本……」
にちかは、別のマッチを、やはり壁で擦りました。
火は勢い良く燃えて、眩しく光ります。
するとどうでしょう。
3:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:08:55.99 ID:XISgh4q3O
にちか「……っっ、ははっ! よーし、もう1本……」
にちかは、別のマッチを、やはり壁で擦りました。
火は勢い良く燃えて、眩しく光ります。
するとどうでしょう。
4:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:09:53.32 ID:XISgh4q3O
失礼しました。
>>2と>>3は同じ内容です(ミスによる連投)。
5:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:11:38.07 ID:XISgh4q3O
にちか「まだ、まだ……!」
にちかはまたマッチを擦って火をつけます。
今度は太陽の光でした。
足元には砂、目の前には海、手には見たことのない綺麗な飲み物……これはビーチというやつなのでしょう。
6:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:13:33.95 ID:XISgh4q3O
にちか「……。……っ」
寒いと痛い。
でも、さらにその先というのは、言うなれば『無』です。
にちかは感覚がなくなってきた手で、またマッチを擦って火をつけました。
7:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:14:44.97 ID:XISgh4q3O
にちか「マッチ……まだまだあるんだよ、ほら。だから……」
にちかは残りのすべてのマッチの束を取り出して火をつけました。
お父さんがいなくならないように。あたたかいままで、いられるように。
マッチの光は真昼の太陽のそれよりも明るくなりました。
8:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:16:26.57 ID:XISgh4q3O
男「私の事務所の前、か。間に合えば暖を取らせてやることもできたが……」
女の子が握りしめている燃え滓の束を見て、男性はマッチのようなもので暖まろうとしながらもこときれてしまったのだと悟りました。
男「む、これは」
9:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:17:34.41 ID:XISgh4q3O
おしまい。
10:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:19:35.69 ID:XISgh4q3O
思いつきで書いてみたSSです(進行についてはhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/194_23024.htmlも参考にしました)。
もとは5ちゃんねるに書き込んだものなのですが、こちらに書いたほうがよいと考えたので、そうしました。
以上です。失礼しました。
11:名無しNIPPER[sage]
2022/01/07(金) 07:30:30.82 ID:mtyJxlw/o
乙でした
12:名無しNIPPER[sage]
2022/01/07(金) 21:42:14.39 ID:F7NB1zju0
マルチポスト?
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