8:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:16:26.57 ID:XISgh4q3O
男「私の事務所の前、か。間に合えば暖を取らせてやることもできたが……」
女の子が握りしめている燃え滓の束を見て、男性はマッチのようなもので暖まろうとしながらもこときれてしまったのだと悟りました。
男「む、これは」
女の子の足元には焦げた小銭入れが落ちていました。
きっと、売れたらここにお金を入れるつもりだったのでしょう。
男「三途の川の渡し賃だ。これで豪華客船にでも乗せてもらうといい」
男性は小銭入れには似つかわしくないお札を入れてあげました。
だからというわけでもありませんが、女の子はやはり笑顔です。
もしかしたら、船は普通のを選んで、残ったお金で靴や衣装を買うのかもしれませんね。
そうすれば、マッチの火の中に見たあの光景が、ひょっとしたら実現するかもしれないのですから。
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