3:名無しNIPPER[saga]
2022/01/07(金) 02:08:55.99 ID:XISgh4q3O
にちか「……っっ、ははっ! よーし、もう1本……」
にちかは、別のマッチを、やはり壁で擦りました。
火は勢い良く燃えて、眩しく光ります。
するとどうでしょう。
にちかがいつの間にかステージの上にいるではありませんか。
その光はスポットライトだったのです。
横を見れば綺麗な女性の相方が凛々しく立っています。
前を向けば大勢の観客もいます。
唐突に音楽が流れたかと思うと、観客たちは一斉にサイリウムを降り始め、相方の美女は華麗なステップでにちかの近くにやってきました。
その時、またマッチが消えてしまいました。よく見ると、にちかの前には、にちかに興味を示さない通行人の群れしかいませんでした。
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