57: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/26(日) 19:52:47.43 ID:YjVwo2WmO
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水元様
突然のメール、大変恐縮です。身分は明かせませんが、私のことはアイとお呼び下さい。
58: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/26(日) 19:53:23.05 ID:YjVwo2WmO
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……何だ、これは。
59: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/26(日) 19:53:49.96 ID:YjVwo2WmO
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60: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/26(日) 19:56:15.81 ID:YjVwo2WmO
本日はここまで。今後は俊太郎、由梨花、そして水元の3人の視点で基本展開します。
次回は来週末の予定ですが、余裕があれば木曜ぐらいに投稿するかもしれません。
61: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:18:07.92 ID:AjfzXomJO
予定より早いですが、投下します。
62: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:18:34.32 ID:AjfzXomJO
63: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:19:22.64 ID:AjfzXomJO
大学に入って感じたのは、授業がつまらないということだ。
程度が低いわけではない。ただ、大講堂で遠くから講義を聞くだけの、受け身の授業は退屈さしか感じない。
週に何回かある実験も、さほど僕の心を興奮させるものではない。教授が求める答えを、ただ実験で導きだすだけだ。
教養課程ーーリベラルアーツというものは、こういうものなのかもしれない。ただ、理系でゼネラリストを育てようとすることに、何の意味があるのかは甚だ疑問だった。
64: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:23:53.00 ID:AjfzXomJO
*
「……ふう」
家路についたのは夜9時を回ってからだ。家の近くにある麻婆麺屋で腹を満たす。
65: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:24:50.89 ID:AjfzXomJO
僕の心に、例えようのない恐怖がわき上がった。一体、何のために?まさか僕に、何か用なのか?
そして、秋分の日に僕の後を尾行していたのは、こいつだと直感した。あれはやはり、幻覚ではなかったのだ。
「コナン」は、ゆっくりと僕に近付いてくる。逃げる?こんな子供の脚なら、きっと振り切れ……
66: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:25:38.26 ID:AjfzXomJO
運転席には中年の男がいる。……父親だろうか。
「き、君は、何者だ」
67: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:26:05.48 ID:AjfzXomJO
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