519: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/10(水) 23:21:41.09 ID:FvWwTJodO
◇◇◇
「それではこれより、本日時点の各クラスのポイントを発表します。こちらを」
520: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/10(水) 23:22:18.57 ID:FvWwTJodO
誰がどう見てもAクラスが大勝したのは明らかだった。
安堵できる点として、高校生活が始まってまだ2ヶ月目であること。今後の特別試験やテストの点数次第では逆転の余地は幾らでもある。
悲しむべき、危惧すべきこととして、圧倒的な差に向上心が失われてしまうこと。2倍の差はとてつもなく大きい。単純にAクラスは毎月14万円分のポイントを得ているというのも羨ましいと考えてしまう。
「本日より皆さんはBクラスになります。今後も頑張ってください。それではホームルームを終わります」
521: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/10(水) 23:22:55.41 ID:FvWwTJodO
しかしそんな中でひとつ。
「とは言うけどさぁ、その確証はあるの? もしかしたら特別試験なんてのはアレ1回きりだったかもしれないよね」
そう発言したのは秋山さん。
522:名無しNIPPER[sage]
2021/11/10(水) 23:43:20.92 ID:SGxOoThr0
あ
523: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/11(木) 07:35:47.94 ID:5hWlcGYzO
【>>522
2:夜(雨宮綾香と約束の件について)】
6月1日の夜、雨宮さんを部屋に招き入れる。
例の件は置いておいて、中間テスト対策から一ヶ月足らずでわたしと雨宮さんの距離はかなり縮まった。今ではこうして週に数回、一緒に夜ご飯を食べる機会も自然と儲けられるほどに。
524: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/11(木) 07:36:19.83 ID:5hWlcGYzO
すぐに部屋着に着替えたわたしは夏帆先輩から戴いたエプロンに袖を通して台所に立つ。雨宮さんからの視線が少し気になるけど、調理を開始しよう。
「にしてもさぁ、『いのしし組』はなんか一瞬で終わっちゃったよ。私としては喋る機会が全く無くて助かったんだけどね?」
「あぁ、特別試験のアレね」
525:名無しNIPPER[sage]
2021/11/11(木) 15:30:18.45 ID:d6/hW9VWO
1
526: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/11(木) 23:47:02.44 ID:yneQpvKSO
【>>525
1:素直に特別試験であったこと全てを話す】
調理が煮込みの段階に入ったところで雨宮さんが寛ぐ居間へ紅茶の入ったマグカップを持って移動する。
先ほどまでバラエティ番組の音が背中の方から聞こえていたけれど、今はCM中らしい。車のCMには興味が無いらしく、持ち込んでいた雑誌を捲っている。
527: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/11(木) 23:47:41.89 ID:yneQpvKSO
からかってくる雨宮さんは楽しそうにする。
それこそカメラを構えれば良い画になりそう。
ただわたしの私物では携帯のカメラ機能しかない。せっかくならもっと高画質なカメラで記録に残したいところなのに残念。
気を取り直して話を戻す。
528: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/11(木) 23:48:11.93 ID:yneQpvKSO
実際のところは血の繋がっていない兄妹らしいけれど、それはわたしの口から話すべきではない。
ちなみにあの2人は、わたしから見ると似ていない。ただ血の繋がりについて伏せられていれば、きっとわたしも「言われてみれば似てるような」と同じ感想を抱いていたと思う。
「それで望月くんは一つの条件を出して、『いのしし組』では完全勝利を約束してくれた。その他の組については何も取り決めていなかったから、今朝のようなポイント差になったのは当然の結果だね」
608Res/522.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20