524: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/11(木) 07:36:19.83 ID:5hWlcGYzO
すぐに部屋着に着替えたわたしは夏帆先輩から戴いたエプロンに袖を通して台所に立つ。雨宮さんからの視線が少し気になるけど、調理を開始しよう。
「にしてもさぁ、『いのしし組』はなんか一瞬で終わっちゃったよ。私としては喋る機会が全く無くて助かったんだけどね?」
「あぁ、特別試験のアレね」
特別試験12日目の『いのしし組』の通達があった日。
同じく『いのしし組』の望月くんが通達の時刻に合わせて期日前投票を行った結果、誰が『王様』かを話し合う機会すら貰えずに試験が終了したあの件。
思っていた通り、雨宮さんとしては助かっていたらしい。発言をすれば注目されること間違いなし。眼鏡を掛けていても有名人の風貌は隠し切れる訳ではない。
「ね、春宮さんはそれについて何か知らない? というかCクラスにも『王様』が何人か居たんでしょう? 何百万ってプライベートポイントを貰えて憎たらしいとは言わないけどさ、羨ましいって気持ちはあるよね」
夕食後にしっかりと話そうと思っていたけど、意外なことに結構早い段階でそれに触れることになった。
ここで変に誤魔化しても悪印象なだけか……。
【安価です。
1.素直に特別試験であったこと全てを話す
2.事情は話さず、6月中旬の休日を空けてもらうように話す
3.一旦、別の話題に切り替える
下1でお願いします。】
608Res/522.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20