【安価】ようこそ実力主義の教室へ
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358: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/02(土) 12:37:03.68 ID:oaa+Ihd4O
 クラスメイトの全員が教卓の奥、電子黒板の方へ注目する。
 次の瞬間、画面は切り替えられる。
 出席番号順ではなく、良いものから悪いものまで上から下へ名前と点数が書き連ねられている。
 わたしは真っ先に各教科の一番下の点数を見て安堵する。どの教科も最低の点数が70点を超えている。この時点で退学者はゼロという重畳の結果が分かる。

以下略 AAS



359: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/02(土) 12:37:37.64 ID:oaa+Ihd4O
 クラスの大半が伊藤先生に対して好意的な意識は持っていないが、それでも褒めて貰えたことが嬉しいのかクラス中に笑顔が溢れる。

「春宮さんのおかげだね!」

「あれが無くても俺は大丈夫だったが、この結果はあれが無いと出せなかった! 良かったな!」
以下略 AAS



360: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/02(土) 12:38:07.03 ID:oaa+Ihd4O
 ただ、ならどうしてこのタイミングで携帯を出したのか。その意味は、直後に理解することになる。
 全員の携帯が一斉に着信音を鳴らす。
 チャットではなくメール。送り主は学校からだ。
 メールの題名には短く『特別試験開始のご連絡』と書かれてた。

以下略 AAS



361: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/02(土) 12:38:35.63 ID:oaa+Ihd4O
 もう1度本文を最初から読み直そうと思ったとき、雨宮さんから特別試験に関するメールが転送されてくる。
 内容は概ね同一だったが、1箇所だけ異なる。
 わたしが視聴覚室集合だったのに対して、雨宮さんは理科室集合となっている点。
 周囲の様子を伺うと、特別棟の空き教室や体育館、音楽室集合となっている生徒も居るようだった。

以下略 AAS



362:名無しNIPPER[sage]
2021/10/02(土) 14:17:13.10 ID:HXd++92A0



363: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 21:59:54.64 ID:P4T3KZk70
【ここ2日間できず申し訳ありませんでした。
 これから特別試験の概要説明になります。】


364: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 22:00:28.63 ID:P4T3KZk70
>>362
 0:イベント】

 廊下では多数の一年生が話し込んでいた。
 話に耳を傾けたい気持ちもあったが、わたしは特別棟まで移動しなければならないため昇降口へと急ぐ。
以下略 AAS



365: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 22:01:03.00 ID:P4T3KZk70

◇◇◇

 特別棟の視聴覚室の前には数人の生徒が居た。

以下略 AAS



366: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 22:01:31.76 ID:P4T3KZk70
 すると辻堂くんは壁に寄り掛かり、少し間を置いて勝ち誇ったように微笑んだ。

「こっちも上出来だ。3人も消せたんだからな」

「は……?」
以下略 AAS



367: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 22:02:07.90 ID:P4T3KZk70
 想定ではCクラスが800ポイント、Dクラスはあっても100ポイントがせいぜいだろう。
 側から見ればDクラスは自滅をしている。それは他クラスにとってプラスの話だ。もちろんCクラスにとっても後ろに控えるクラスと700ポイント差があれば安心できる。
 しかし……。
 本当に残念だという気持ちはある。
 彼の悪行を止めるためDクラスに移動するという選択肢が僅かに存在しているのは間違いない。
以下略 AAS



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