364: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 22:00:28.63 ID:P4T3KZk70
【>>362
0:イベント】
廊下では多数の一年生が話し込んでいた。
話に耳を傾けたい気持ちもあったが、わたしは特別棟まで移動しなければならないため昇降口へと急ぐ。
その途中で気付いたこととして、おそらく『特別試験』案内のメールを受け取ったのは一年生のみであること。稀に上級生を見かけるが、ただ移動しているだけだと思われる。
一年生のみに通知された『特別試験』。
説明をするのであれば講堂などで一斉に説明した方が手間も省けるし、同じような質問が各所で発生することを避けられる。
わざわざ少人数を招集する理由は─────。
「……嫌な予感しかしないなぁ」
今にも雨が降り出しそうな空を仰ぎ、わたしは小さく呟いた。
中間テストで赤点を取ったら即退学と言い出す学校のため、今回の特別試験でも退学、あるいはクラスポイントに大きく影響を及ぼすものだと確信できる。
ひとまずはそのことだけを胸に留め、わたしは足早に特別棟への道のりを急ぐ。
608Res/522.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20