254: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:52:04.09 ID:6iS857jM0
【>>253
2:10人】
ホームルームが終わってすぐ、わたしは電子黒板に映ったままの小テストの結果から赤点の可能性がある生徒の名前をノートに書き連ねていく。
このままいけば赤点になる生徒、赤点になる可能性のある生徒を合わせて10名。なかなか危うい。
255:名無しNIPPER[sage]
2021/09/21(火) 23:04:05.54 ID:ZaXLtMCMo
はい
256:名無しNIPPER[sage]
2021/09/21(火) 23:04:31.50 ID:ZaXLtMCMo
あっ
257: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 23:54:01.06 ID:6iS857jM0
【>>255
4:気付かない】
放課後、わたしはすぐに生徒会室へ向かうことなく一色くんの席へと近付いていた。
他でもない赤点候補者への勉強会について進言しておきたいことがあったからだ。
258: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 23:54:32.67 ID:6iS857jM0
「それを言うなら一色くんも練習で忙しいんじゃない? 20時からの勉強会も毎日は大変だよね?」
「そうかもしれないけど、このクラスから退学者なんて出させれないよ。僕にできることならなんだってやるさ」
259: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 23:55:13.01 ID:6iS857jM0
もちろん今の言葉には裏がある。
部活動をやっている人は、と前置きをした以上、放課後組に勉強会を拒否した人間が居ることは間違いない。彼なりに気を遣って遠回しに言ってくれたんだろう。
ここで変な駆け引きをしてその正体を探ることこそが無駄だ。わたしは直接聞くことにした。
260: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 23:55:41.31 ID:6iS857jM0
それでも一色くんよりは、同性であるわたしの方が話して貰える可能性は僅かに高い。アタックしてみる可能性はあるだろう。
「うん、わたしの方からも声をかけてみるよ」
「うん、そうしてもらえると助かるよ。難航するようだったら声をかけて。僕にも出来ることがあるはずだから」
261:名無しNIPPER[sage]
2021/09/22(水) 00:02:40.54 ID:V2U0yWVho
あ0
262:名無しNIPPER[sage]
2021/09/22(水) 00:42:50.68 ID:3JKs1XNy0
2連ピンポで草
263: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/23(木) 10:28:38.47 ID:rlQZRnFe0
【昨日は出来ませんでした。
再開します。】
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